奈良時代の約1,200年前には知られていた日本最古の温泉で、万葉集にも詠まれている温泉。発見逸話には諸説あり、タヌキが傷を癒した説、僧行基が流浪者のライ病を温泉で癒した説、弘法大師が滝で足を洗ったら湯に変わったという説などが残されている。江戸後期の温泉番付では東の小結に選ばれ、夏目漱石や島崎藤村を初め多くの文人、画家にも愛された。また明治20年(1887年)に、東海道本線が横浜から国府津まで伸びて、交通の便がよくなると一層利用客が増え全国に知られるようになった。温泉の泉質は塩化物泉-ナトリウム-カルシウム-塩化物硫酸塩泉。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打身、消化器病、痔病、冷性、切傷、火傷、皮膚病、婦人病、動脈硬化症etc。
【開湯日】
奈良時代の約1,200年前
【温泉の泉質】
塩化物泉-ナトリウム-カルシウム-塩化物硫酸塩泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
60度~90度 8.4弱アルカリ性
湯河原温泉 アクセス
●JR東海道本線湯河原駅➡︎バス➡︎不動滝・奥湯河原方面行き➡︎温泉場中央下車すぐ➡︎湯河原温泉
●JR東海道➡︎湯河原➡︎徒歩約59分
●東京駅➡︎新幹線➡︎湯河原駅➡︎タクシー約8分➡︎湯河原温泉
●東京駅➡︎特急踊り子号➡︎ 湯河原駅➡︎湯河原駅➡︎タクシー約8分➡︎湯河原温泉
●真鶴道路➡︎福浦IC➡︎車➡︎約15分➡︎湯河原温泉
湯河原温泉 近くの観光スポット【西村京太郎記念館】
多くの芸術家や文人たちが保養に訪れた温泉街に、赤レンガ造りの小さな美術館。推理作家の西村京太郎にかかわる資料などを展示している西村京太郎記念館。西村が病気を患い、湯河原町に移住。それを機に建てたこの記念館をは、赤レンガ造りの小さな記念館は、西村の直筆サイン入りの本を販売している他に、生原稿のほか購入できないが西村による刊行物も展示されている。西村の2階にあるショップでは、鉄道模型の8000系新幹線や700系新幹線やゆふいんの森のキハ72系などが走っており、周りのジオラマで殺人事件が起こるなど配置を凝らしている。他には竹内栖鳳ゆかりの作品を展示や現代日本画家・平松礼二の作品を展示している。