東海道五十三次の内、江戸日本橋より第八番目の宿場町として栄えた大磯。明治初期に初代総理大臣の伊藤博文公が、居を構えたことで各界名士の別荘地として全国に知られ、戦後は総理大臣を歴任した吉田茂をはじめ、引退後の年月をこの地で過ごした政治家や著名人は数多い。そんな歴史ある町に平成12年(2000年)に、地下1600mから湧きでる大磯温泉。湯は黄土色を呈したカルシウムを多く含有する強塩泉で、肌触りは柔らかで、空気に触れると透明な薄い緑色に変化する。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物温泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、関節のこわばり、打ち身、慢性消化器病、冷え性、疲労回復、健康増進など。
【開湯日】
平成12年(2000年)
【温泉の泉質】
ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
23.5度 7.9の弱アルカリ性
大磯温泉 アクセス
●JR東海道➡︎大磯駅➡︎バス➡︎約13分。またはタクシー➡︎約7分➡︎大磯温泉
●湘南新宿ライン➡︎池袋・新宿・渋谷➡︎大磯駅(直通運転)➡︎大磯温泉
●湘南新宿ライン➡︎新宿駅➡︎約1時間10分➡︎大磯温泉
大磯温泉 近くの観光スポット【澤田美喜記念館】
JR大磯駅の目の前、エリザベスサンダースホームの敷地内にある澤田美喜記念館。幕末に土佐藩の藩士で明治時代の元勲の一人で、三菱財閥の創始者の岩崎弥太郎の孫がここを設立した澤田美喜。
澤田美喜氏が収集した隠れキリシタンに関する資料が展示され、平成26年ににリニューアル・オープンした。館内にはキリシタンの刀剣の鍔や、仏像の背後や内部に隠された十字架、光を反射するとイエスが映し出される細工を施した鏡等々、珍しい資料が展示されている。