芦之湯温泉から国道1号線と分かれ、駒ヶ岳へ向かう道筋にあるのが湯ノ花沢温泉。海抜950mと、箱根17湯の中でも一番標高の高い場所にある為、眼下には芦ノ湯や箱根外輪山の山並みに加え、晴れた日には、小田原市内や三浦半島、房総半島まで見渡せる眺望の良さも魅力の一つ。湯ノ花沢温泉と云う名の通り、ここには自然湧泉から生じる湯の花(温泉の沈殿物)が一面に広がっている沢があり、昔はこの沢で盛んに湯の花が採取されこの地域の名物になっていました。明治23年(1890年)頃になるとこの自然湧泉が利用されるようになった。また与右衛門湯、弘法湯、権現湯などと呼ばれる湧出口を持ち、特に皮膚病に効果があったことから、治療に通う人が多かった。温泉の泉質は単純硫黄泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、疲労回復など 神経痛、筋肉痛、疲労回復など。
【開湯日】
明治23年(1890年)頃
【温泉の泉質】
単純硫黄泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
55度 5.67の弱酸性
湯ノ花沢温泉 アクセス
●小田原駅➡︎タクシー➡︎約40分(宿泊者専用無料シャトルバス運行・1日1便のみ)
●箱根登山鉄道➡︎箱根湯本駅➡︎バス➡︎伊豆箱根バス元箱根・箱根町行き➡︎芦の湯下車➡︎徒歩20分➡︎湯ノ花沢温泉
●東名高速➡︎厚木IC➡︎小田原厚木道➡︎R1➡︎50km➡︎湯ノ花沢温泉
湯ノ花沢温泉 近くの観光スポット【元箱根石仏群】
国道1号線沿いの中世の箱根越え、湯坂道の通る寂寥とした場所で、上二子山と駒ヶ岳の鞍部にある精進池の畔には、54基の石仏や石塔が点在している。この地は火山活動の残る荒涼とした地形で地獄道とも呼ばれ旅人に恐れられた。そのためか石仏・石塔群をつくり旅人の安全を祈願した。旅ゆく人々を救う仏として、信仰された地蔵菩薩を祀る多くの石仏や石塔が造られ、現在は国の重要文化財。