昔から箱根では、富士山の見える所に温泉は湧かないと云われていたが、昭和41年(1966)に、湯ノ花沢温泉から湯を引いて芦ノ湖にも温泉が生まれた。しかし寛永12年(1635年)より参勤交代の際、各街道には大名が宿泊する本陣が設けられた。この本陣跡に建てられた当館は箱根関所、旧街道杉並木など名所旧跡に程近い閑静な温泉宿。歴史はまだ50年余りだが、ほとんどの温泉施設から富士山や芦ノ湖を眺望できる。「♪箱根の山は天下の険」で始まる箱根八里は、小田原から三島に抜ける箱根旧街道(約32km)の峠越えを歌った、旧街道沿いの杉並木から程近い場所に広がる温泉地。温泉の泉質は単純硫黄泉。温泉の効能は切り傷、慢性皮膚病、冷え性、神経痛、疲労回復など。
【開湯日】
寛永12年(1635年)
【温泉の泉質】
単純硫黄泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
54.4度 5.7の弱酸性
芦ノ湖温泉 アクセス
●JR・小田急電鉄➡小田原駅➡バス➡約60分➡芦ノ湖温泉
●箱根登山鉄道➡箱根湯本駅➡バスま➡元箱根・箱根町方面行き➡約38分➡芦ノ湖温泉
●東名高速➡厚木IC➡小田原厚木道路➡箱根口IC➡箱根新道➡須雲川IC➡芦ノ湖温泉
●東名高速➡御殿場IC➡箱根宮ノ下➡芦ノ湖温泉
芦ノ湖温泉 近くの観光スポット【箱根神社】
万巻上人によって天平宝字元年(757年)に創建され、その昔は箱根三所権現といい、山岳信仰の霊場として多くの信仰を集めた。また源頼朝や徳川家康など歴代の武将が、参拝に訪れてきたパワースポット。現在も木造万巻上人坐像(国重文)をはじめ秀れた社宝が数多く残されています。交通安全・心願成就・開運厄除など、運開きの神様として信仰されています。800年を越す杉並木が続く参道はとても神聖な雰囲気を醸し出している。