姥子温泉は、古くから湯治場として親しまれ800年以上の歴史をもつ古湯で、鎌倉時代には眼病に効く湯としてその存在が知られていた。 大涌谷から芦ノ湖方面へロープウェイで下ること約9分。深い林に囲まれた箱根十七湯の一つに数えられる。 また箱根観光には外せない大涌谷と桃源台のほぼ真中に位置する高原の閑静な環境で、その昔、 坂田公時(金太郎)の乳母がこの湯を発見し、公時の眼病を治したという古事から姥子温泉と呼ばれる節と、 足柄山の金太郎と山姥との伝説から姥子と云う名前が付けられたと云われ節があるが定かではない。 江戸時代に書かれた七湯の枝折にも明礬湯にして専ら眼病によしとの記載が残り、今も目の病に効くといわれている。 総源泉数は5本。湧出量は毎分762リットルで、現在も自然湧出する温泉が使用される。温泉の泉質は単純温泉・アルカリ性単純温泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、冷え性、美肌の湯など。
【開湯日】
800年以上前の鎌倉時代には知られていた
【温泉の泉質】
弱アルカリ性単純温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
44度~63度 3.4の弱酸性
姥子温泉 アクセス
●箱根登山ケーブル➡︎早雲山駅➡︎バス➡︎湖尻・箱根園行き➡︎約15分➡︎姥子下車➡︎姥子温泉
●箱根登山鉄道強羅駅➡︎箱根登山ケーブルカー終点で箱根ロープウェイ➡︎乗り換➡︎姥子下車➡︎姥子温泉
●東名高速➡︎御殿場IC➡︎R138号➡︎道75号経由➡︎約15km➡︎姥子温泉
●東名高速➡︎小田原厚木道路➡︎小田原西IC➡︎➡︎姥子温泉
姥子温泉 近くの観光スポット【九頭龍神社】
芦ノ湖に棲む9つの頭を持つ毒龍が、嵐を呼び村人を苦しめていたのを奈良時代の高僧「万巻上人」が倒し、その後改心した毒龍が龍神となったのを祀ったのが始まりと伝えられている。また九頭龍神社は芦ノ湖のほとりの森に抱かれ、美しい朱色の本殿はこじんまりした境内にあり、緑に包まれ、心に残る時間が過ごせる。九頭龍神社はパワースポットで知られており、悩める女子の聖地と云われている。