箱根山のほぼ中腹、標高600mに位置する箱根17湯の一つ涌谷温泉。 湯煙が立ち上る大地獄(大涌谷)に対して小地獄と呼ばれていました。江戸時代に発行された七湯の枝折には地一めんに 熱し巌の間より泥湯玉きりにゆるなどと、その地獄のごとき景観が描写されている。小涌谷と改めたのは明治天皇が行幸された 明治6年(1873)のことだった。以来、小涌谷温泉として本格的に開発が進みました。箱根への交通網が急速に発展した 明治10年(1877年)代後半以降ことで、温泉場としての開発が開始された。源泉は全22本、湧出量は毎分約1,819リットルと豊富。 泉質はアルカリ性単純温泉、単純温泉など4種類が味わえる。
【開湯日】
明治10年(1877年)代後半
【温泉の泉質】
アルカリ性単純温泉、単純温泉など4種類
【温泉の温度】【源泉のpH値】
40度~96度 8.2の弱アルカリ性
小涌谷温泉 アクセス
●箱根登山鉄道➡︎箱根湯本駅➡︎バス➡︎元箱根・箱根町方面行or箱根園行き➡︎約20分➡︎小涌谷温泉
●東名高速➡︎箱根IC➡︎芦ノ湖方面➡︎約30分➡︎小涌谷温泉
●箱根登山鉄道➡︎小涌谷駅➡︎徒歩12分(小涌谷駅から無料送迎有り)
●東名高速➡︎厚木IC➡︎約60分 ●東名高速➡︎御殿場IC➡︎約30分
小涌谷温泉 近くの観光スポット【大涌谷】
大涌谷は箱根火山に多くある噴気地帯の中では最大規模で、40万年前から続く火山活動で形成された箱根屈指の景勝地。また箱根火山の中央火口丘である冠ヶ岳の標高800mから1,000の北側斜面にあり、地熱地帯で活発な噴気地帯でもある。延長約600mの自然研究路が整備され、噴煙があがる火山活動の様子を間近に見ることができる。名物の黒玉子もお薦め。