静岡県境に近い山梨県南部町、富士川支流の佐野川沿いに位置する一軒宿の佐野川温泉。昭和49年(1974年)に温泉宿が開かれ、自噴の温いアルカリ性の硫黄泉は美肌の湯として知られ、立ち寄り湯としても人気が高い。平成17年(2005年)に改装され男女別になったが、露天風呂はいまだ混浴。源泉をかけ流しているが、源泉温度が低いため加熱した風呂もある。飲泉もできる。日帰り入浴可能。昔からの湯治場である。湯は無色透明でぬめりがあって肌に優しくまとわりつくような感じだ。すぐそばに天然の池があり、そこで養殖されたニジマスを使った料理が自慢。鰻や山女料理もある。温泉の泉質は単純硫黄分(アルカリ性低張性低温泉)。温泉の効能はアトピー、リュウマチ、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病など。
【開湯日】
昭和49年(1974年)
【温泉の泉質】
単純硫黄分(アルカリ性低張性低温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
31.5度 9.63のアルカリ性
佐野川温泉 アクセス
●中部横断自動車道➡︎富沢IC➡︎車➡︎約8分➡︎佐野川温泉
●JR身延線➡︎十島駅➡︎徒歩➡︎約40分➡︎佐野川温泉
●JR身延線➡︎井手駅➡︎徒歩➡︎約25分➡︎佐野川温泉
●東名高速➡︎清水ICまたは富士IC➡︎車➡︎約45分➡︎佐野川温泉
●新東名高速➡︎新清水IC➡︎15km➡︎約25分➡︎佐野川温泉
佐野川温泉 近くの観光スポット【本郷の千年桜】
本郷の千年桜は、南部町本郷の旧妙善寺境内に咲くエドヒガンザクラで、樹齢500年~600年とも云われる老樹にもかかわらず、毎年見事にの花を咲かせる。白っぽい花を咲かせるので、シロヒガンとの別名もあり、地上約5mの位置で樹幹の空洞中に根をおろしている不思議な特徴をもっている。桜の見ごろは3月下旬から4月上旬。