十谷温泉

山梨県

鰍沢町の中心街から西南へ8km、富士川の支流大柳川の渓畔に位置し、源氏山、十谷峠、御殿山などの山々に囲まれた渓谷の中、手つかずの自然が残るのんびりとした湯治場が十谷温泉。天狗が出没して湯治をしたという云い伝えがある。歴史は古く戦国時代から、大正時代までは村人の湯治場として利用されていたが山崩れのため流失した。昭和35年(1960年)に改めて開湯された。閑静で静養にも適しており、近くには急峻な美しい大柳川渓谷がある。またシーズンにはヤマメ釣り、山菜も楽しめる。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、疲労回復、冷え性、糖尿病、関節痛、慢性消化器病、痔疾、動脈硬化症、慢性皮膚病、月経障害など。

【開湯日】

 戦国時代(詳細は不明)

【温泉の泉質】

 ナトリウム・カルシウム・塩化物泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   31.3度    8.6アルカリ性

十谷温泉 アクセス

●JR身延線➡︎鰍沢口駅➡︎タクシー➡︎約20分➡︎十谷温泉
●新宿駅➡︎中央線(特急)➡︎甲府駅➡︎身延線(特急)➡︎鰍沢口駅➡︎十谷温泉
●中央道➡︎甲府南IC➡︎R358➡︎笛南中北➡︎左折➡︎十谷温泉

十谷温泉 近くの観光スポット【高村光太郎文学碑】

高村光太郎が昭和17年に取材のためこの地を訪れ、ここからの富士の姿を見て、その立派さに感嘆した。そして富士川町高下地区には高村光太郎の文学碑があり、光太郎直筆で「うつくしきものミつ」と刻まれている。これは美しいものが三つあるという意味で、一つ目は富士山、二つ目はゆず、三つ目は住んでいる人の心の清らかさと云われている。このあたりはダイヤモンド富士鑑賞のベストスポットで大勢の見物人やカメラマンで賑わう。

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