養鰻場を営んでいたオーナーが、平成元年(1989年)に、ウナギの養殖用に井戸を掘ったところ温泉が湧出した。これが正徳寺温泉の起源とされている。黄褐色で細かな気泡が特徴の湯は、豊富な湯量で源泉100%掛け流し。とろりと肌にまとわりつくぬるぬるとした感触は、いつまでも浸かっていられ、湯からあがればお肌はつるつるに。その秘密は石炭の形成途中の泥炭や亜炭層から湧き出る、植物起源の有機物を多く含んだモール泉と呼ばれる琥珀色の泉質元々、うなぎ料理専門店だった為、うなぎ目当てに訪れる客も多い。また豊富な温泉水を使った、こだわりの自家製野菜をはじめ、豆腐やおかゆ、コーヒーなどにも温泉水を利用している。温泉の泉質は低張性アルカリ自噴温泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、運動麻痺、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など。
【開湯日】
平成元年(1989年)
【温泉の泉質】
低張性アルカリ自噴温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
38度 9.3のアルカリ性
正徳寺温泉 アクセス
●中央自動車道 ➡宮御坂IC➡車➡約20分➡正徳寺温泉
●JR中央本線➡山梨市駅➡タクシー➡約5分➡正徳寺温泉
●JR中央本線➡春日居町駅➡徒歩約13分➡正徳寺温泉
正徳寺温泉 近くの観光スポット【根津記念館】
鉄道王と称され、日本の近代化に影響を与えた初代根津嘉一郎の実家である、根津家一族の旧居宅を保存・公開している根津記念館。嘉一郎は東武鉄道の社長など鉄道会社24社、その他多くの会社経営にかかわった。平成19年に国登録有形文化財に登録された旧主屋・長屋門・土蔵、また青山荘や根津嘉一郎の生涯を紹介する常設展示室と美術品などを展示する企画展示室もあり。広大な和風建築も公開している。