北信濃の松川渓谷沿いに湧き、信州高山温泉郷の一つに数えられる山田温泉。その歴史は古く800年前に元湯が発見されたと云われ、寛政10年(1798年)に現在の場所に引湯され、温泉街が形成されった。湯の花が浮かび、硫黄の臭いも漂い、口に含むと塩味がする。森鴎外をはじめ小林一茶、種田山頭火、与謝野鉄幹、与謝野晶子、若山牧水など多くの文人が訪れている。共同浴場や名瀑、広大な牧場、小林一茶ゆかりの町もある。温泉の泉質は含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(硫化水素型)。泉温は66.5度。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛など。
【開湯日】
寛政10年(1798年)
【温泉の泉質】
含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(硫化水素型)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
66.5度 6.9の中性
山田温泉 アクセス
●長野電鉄長野線➡︎須坂駅➡︎バス➡︎山田温泉行き➡︎約40分➡︎終点下車すぐ
●上信越自動車道➡︎須坂長野東IC➡︎車約➡︎約35分➡︎山田温泉
●東京➡︎関越道➡︎上信越道➡︎上越方面➡︎須坂長野東ICまたは小布施IC➡︎~須坂長野東IC➡︎約25分➡︎小布施スマートIC(ETCのみ)約20分➡︎山田温泉
山田温泉 近くの観光スポット【山田温泉 大湯】
開湯以来、約200年の歴史を誇る山田温泉。そのシンボル的存在の公営の温泉施設。建物は以前の素朴さを残しつつ入母屋と唐破風を持つ桃山風に改築された。浴場は総檜造りで、床も壁も板張り。浴槽からかけ流しの源泉があふれ、風情がある。外観はまるで寺社を彷彿させる桃山風の建物が特徴的で、大湯前の広場には、無料の足湯があって観光客の憩いの場になっている。