中山道の宿場として賑わった街の脇を流れる、鹿曲川沿いに3ケ所の温泉井戸が涌き出たのが望月温泉。いずれも昭和50年(1975年)前後に、1000mを掘削し湧出した温泉。そこから1.4kmを引き湯しているが、泉質の異なる温泉宿が2軒あり。江戸時代には、中仙道の主要な宿場として、本陣、脇本陣、問屋が置かれ、文化元年(1804年)には29軒の旅箭が軒を連ねて、行き交う旅人たちで賑ったという望月。今でも江戸時代の面影や石仏、神社仏閣などの歴史探訪や自然散策の拠点として最適。温泉の泉質はナトリウム−塩化物泉/ナトリウム・カルシウム−塩化物泉。湯量は毎分200リットル。温泉の効能は消化器病(胃腸病)、皮膚病、リューマチ、婦人病、切り傷、神経痛、冷え性、関節痛、疲労回復など。
【開湯日】
昭和50年(1975年)前後
【温泉の泉質】
ナトリウム−塩化物泉/ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
48.2度 9.4のアルカリ性
望月温泉 アクセス
●中部横断自動車道➡︎佐久南IC➡︎車➡︎約25分➡︎望月温泉
●JR北陸新幹線➡︎佐久平駅➡︎バス➡︎約50分(下車徒歩約5分)➡︎望月温泉
●東京方面➡︎約2.5時間➡︎望月温泉 ●名古屋方面➡︎約2.5時間 ➡︎望月温泉
望月温泉 近くの観光スポット【福王寺のしだれ桜】
平安時代の大同2年(807年)の創建と伝わる、真言宗智山派の古刹が福王寺。その山門脇に咲く樹齢300年のシダレザクラは、寛永年間の山火事によって堂塔伽藍を焼失後、宝永年間にかけて植えられたものと推測され、開花時期には多くの人が訪れ境内では花見会を行っている。