八ヶ岳の一つに数えられる天狗岳の北東山腹(標高1500m)にあり、松原湖の西6kmに位置する稲子湯温泉。一軒宿の稲子湯は明治13年(1880年)創業の老舗で、昔から多くの登山者が疲れを癒すために利用され、歴史ある湯治湯としても親しまれている。湯は冷鉱泉の沸かしだが、無色透明で、ところどころ白い湯花が舞い、僅かにツルツル感がある。また湯口から源泉が湧出ており、飲泉するとサイダーのようにシュワーっと泡立つ。外観はロッジ風な建物。温泉の泉質は単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉(硫化水素型)。温泉の効能は胃腸病・神経痛・リウマチなど。
【開湯日】
明治13年(1880年)
【温泉の泉質】
単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉(硫化水素型)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
83度 4.9の弱差酸性
稲子湯温泉 アクセス
●中央自動車道➡長坂IC➡車➡約80分➡稲子湯温泉
●中部横断自動車道➡八千穂高原IC➡車➡約40分 ➡稲子湯温泉
●JR小海線➡小海駅➡JR小淵沢駅➡小海駅または松原湖駅➡稲子湯温泉
稲子湯温泉 近くの観光スポット【八ヶ岳のみどり池】
稲子湯から徒歩2時間、原生林に抱かれ苔や藻のみどり色の小さなみどり池。標高が約2,090mに位置し、シラビソの原生林の中にあるしらびそ小屋付近では薪ストーブが燃え、野生のリスや小鳥が自生し、時折可愛い姿を表す。