JR上田駅の北東、洗馬川沿いに位置し、真田十勇士の霧隠才蔵ゆかりの千古の滝が近い一軒宿の千古温泉。現在の温泉は昭和25年(1950年)の掘削で湧出したが、この付近には古くから湯が湧き、真田一族の隠し湯と言われている。天保14年(1844年)には湯場が造られ、富士見の湯として知られていた。大正11年(1922年)には千古の滝を利用した発電所が造られ、湯を加熱した遺構も残っている。美人作りの湯ても知られる湯は、わずかに黒いごま粒状(マンガン成分)の湯花があり、口に含んだ途端、歯の金属と反応し凄い味になる。また湯船の底や壁を触ると黒くなり特に足の裏が黒くなり、体に気泡が付きスベスベになる良質の温泉で飲んでも効果大。温泉の泉質は単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)。温泉の効能はリューマチ、神経痛、切り傷、吹出物、痔疾、婦人病、病後回復、健康増進など。
【開湯日】
天保14年(1844年)
【温泉の泉質】
単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
23.2度 8.5弱アルカリ性
千古温泉 アクセス
●上信越自動車道➡上田菅平IC➡車➡約8分➡千古温泉
●JR北陸新幹線➡上田駅➡バス➡約3分➡千古温泉
千古温泉 近くの観光スポット【千古の滝】
真田町の街外れの田んぼと住居が混在する農業地区にある千古の滝。旧真田町の中心部から、車で5〜6分程度と近く、洗馬川という清流の途中に、硬い大きな岩があり、この大石が清流によって長い間に削られ滝になった云われている。千古の滝は、左右二つの滝あり、真田十勇士のひとり霧隠才蔵が忍法の修業したと伝わっている。