志賀高原の最奥、角間川上流近くに湧く熊の湯温泉。嘉永元年(1848年)の幕末に、松代藩士の佐久間象山が志賀高原の森林伐採と植林計画のために実地踏査をした際に、熊が傷を癒しているのを見つけ開湯したと伝えられる。明治15年(1882年)に山本弥曽吉が宿浴場を設置。また、小熊が傷を癒しているのを見て熊の湯と名付けられたと伝えられる。湯は鮮やかな緑色で、ほのかに白く混濁しておりバスクリンのような色。与謝野晶子が、熊の子のけがして足を洗へるが 開祖といひて伝はるいで湯と詠んだ。温泉の泉質は硫化水素泉。温泉の効能は高血圧、動脈硬化症、慢性皮膚病、関節痛、神経痛、筋肉痛腰痛、冷え性、運動麻痺、関節のこわばり、痔、打撲、捻挫、健康増進など。
【開湯日】
嘉永元年(1848年)
【温泉の泉質】
硫化水素泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
63度 7.5の弱アルカリ性
熊の湯温泉 アクセス
●上越道➡︎信州中野IC➡︎車➡︎約45分➡︎熊の湯温泉
●長野電鉄長野線➡︎湯田中駅➡︎バス➡︎約41分➡︎熊の湯温泉
●長野電鉄➡︎湯田中駅➡︎バス➡︎白根火山行きまたは熊の湯・硯川行き➡︎約40分➡︎熊の湯温泉
●名神高速➡︎北陸道➡︎上信越➡︎豊田飯山IC➡︎R117➡︎いいやま北竜温泉●上信越道➡︎信州中野IC➡︎R292➡︎草津方面➡︎約25km➡︎熊の湯温泉
熊の湯温泉 近くの観光スポット【横手山】
横手山は、長野県下高井郡山ノ内町と群馬県吾妻郡中之条町との境に位置する火山。そして横手山頂ヒュッテは標高2,307mにあり、上信越高原の一部。また北アルプスや富士山・佐渡島など360度の眺望を望む、志賀高原構成する山の一つであり、志賀高原の南東端に位置する。雲海や夕陽を見ながらの夕食は特にお薦め。