切明温泉

長野県

北信州栄村にある秋山郷の最奥にある切明温泉。歴史は古く、江戸中期(1700年頃)に、箕作村(現・栄村箕作地区)の名主だった島田三左衛門が、この地に温泉を発見し、秋山郷の産業の一つに活用出来るようにと代官に願い出て、営業を開始したと云われている。しかし、江戸後期には洪水によって宿が流されてしまった。それから250年余り経った昭和47年(1972年)に、村営の雄川閣として営業を開始。特筆すべきは、切明温泉を流れる中津川の河原を掘ると、川原を掘れば温泉がこんこんと湧きだし、自分だけの即席の露天風呂が楽しめる。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉。泉温は55度。温泉の効能は神経痛、リューマチ、切り傷、婦人病、皮膚病、関節痛、筋肉痛、五十肩、関節のこわばり、運動麻痺、くじき、打ち身など。

【開湯日】

 江戸中期(1700年頃)

【温泉の泉質】

 ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   55度     7.7の弱アルカリ性

切明温泉 アクセス

●JR飯山線➡森宮野原駅➡バス➡約110分➡切明温泉
●越後湯沢駅➡バス➡森宮野原行き➡津南➡バス➡見玉➡乗換➡デマンドバス➡約85分➡切明温泉
●JR長野駅➡森宮野原駅➡バス➡津南経由➡見玉➡乗換➡デマンドバス➡約85分➡切明温泉
●関越道➡塩沢石打IC➡R353号➡R117号➡R405➡56km5➡約85分➡切明温泉
●関越道➡上越線➡豊田飯山IC➡R117号➡R73km➡約00分➡切明温泉
●関越道➡中野IC➡湯田中➡志賀高原➡林道経由➡約75分➡切明温泉

切明温泉 近くの観光スポット【秋山郷総合センター「とねんぼ」】

民俗資料室と観光案内所を備えた施設が秋山郷総合センター「とねんぼ」。「とねんぼ」とは秋山郷の方言で、「物と物とが纏まる」という意味。館内は、茅葺きの民家を再現し、民家と秋山郷の暮らし、焼き畑耕作と食生活、秋山郷のマタギ、苗場山麓ジオパークなど、4つのテーマ別に展示している。2階までが吹き抜けになっている開放的で、民俗資料の展示や工芸品の販売を行っている。

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