飯田から静岡県へ抜ける遠州街道(R154)添いの県境の町が阿南町。その中心部より少し北側に行った国道153号の門倉川にかかる橋から、谷に降りると阿南温泉がある。平成5年(1993年)にオープンした比較的新しい温泉だが、県下最大規模を誇る、男女浴槽をはじめ、門原大橋を望む眺望がすばらしい露天風呂など10種類の湯を楽しめる。湯は無色透明で無味無臭。肌がツルツルになるのが特徴。温泉の泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)。温泉の効能は神経痛・リウマチ・筋肉痛、切り傷、やけど、冷え性、痔症、慢性皮膚病など。
【開湯日】
平成5年(1993年)
【温泉の泉質】
アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
31.8度 10.2のアルカリ性
阿南温泉 アクセス
●三遠南信道➡天龍峡IC➡車➡約15分➡阿南温泉
●JR飯田線➡温田駅➡バス➡約20分(タクシー10分)➡阿南温泉
阿南温泉 近くの観光スポット【阿南町化石館】
今から数万年前、阿南町一帯は海底から隆起し、現在の地形が形づくられた。富草累層と呼ばれる第三紀の地層が分布しており、特に富草地域は沢山の化石が産出するので知られている。これらを一堂に展示し、学習の場を提供しているが阿南町化石館。太古のロマンを伝えるサメの化石をはじめ、約130種類の化石を展示。中には古代ザメの歯やデスモスチルスの歯、古代サイの顎など学術上貴重なものもある。これらの化石は、この伊那谷の創生の歴史を雄弁に物語っている。