御嶽山の五合目(標高830m)に建つ、閑静な木立ちの中の一軒宿が鹿の瀬温泉。御岳ロープウェイ乗り場に最も近く、鹿の瀬というのはこの辺りの地名で、そこから温泉名がついたと云われ、また昔、鹿がこの湯に浸かって傷を癒したことに由来している。この宿が建てられたのは昭和23年(1948年)で、当時の客間が今もそのまま残されている。湯は、底が見えないくらい土色に濁り、ツルツルでもヌルヌルでもない肌触り。渋みを微かな酸っぱみを感じる。温泉の泉質はナトリウムマグネシウムカルシウム炭酸塩塩化物泉。源泉温度は45.2度。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、痔、冷え性、高血圧な、消化器病(胃腸病)、皮膚病、リューマチ、糖尿病など。
【開湯日】
昭和23年(1948年)
【温泉の泉質】
ナトリウムマグネシウムカルシウム炭酸塩塩化物泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
45.2度 6.2の中性
鹿の瀬温泉 アクセス
●JR中央本線➡木曽福島駅➡バス➡御岳ロープウェイ行き➡鹿ノ瀬温泉下車すぐ➡鹿の瀬温泉
●中央道➡伊那IC➡R361号➡R19号➡県道20号➡経由➡約52km➡鹿の瀬温泉
●中央道➡中津川IC➡R19号➡県道20号➡経由➡約90km➡鹿の瀬温泉
鹿の瀬温泉 近くの観光スポット【清滝】
清滝は御嶽山の三合目に位置する滝で、昔から御嶽山に登る前に精進潔斎し身を清めるための滝。滝行が行われているので滝壺は無く、滝が落ちる地点は平らに整備されている。現在でも信者が滝行の場として利用している。轟音をとどろかせる清滝は、古くから御嶽山を信望する行者が、御山に登拝する際に必要とされる。落差は30m、風のない日でも水煙を含んだ風が吹き、清瀧不動尊と清滝弁財天が祀られていて、滝行用の更衣室が完備。