稲荷山温泉

長野県

しなの鉄道・JR篠ノ井両線に挟まれた千曲川の河畔にある稲荷山温泉。その歴史は古く、鎌倉時代允恭天皇6代の孫と云われる白介の翁が、善光寺如来の夢のお告げで湯の崎の地に温泉を発見し、浴室を建て近在の人や旅人に入浴させたのが始まりと云われている。一説には曽義仲が挙兵して善光寺に参拝したとき、白狐が温泉で傷を癒しているのを発見したと云う説もある。しかし弘化4年(1847年)の善光寺大地震により湯が止まってしまい、以後温泉としては忘れられ、湯ノ崎の地名だけが残っていた。昭和29年(1954年)にボーリングにより復活したもので、現在では共同湯としての一面もあり、近隣の住民に親しまれている。湯は無色透明でサラッとし、癖の無い湯。温泉の泉質は硫化水素泉。温泉の効能は神経痛、リウマチ、腰痛、肩のこり、打ち身、くじき、痔、疲労回復、産前産後の冷え症、にきび、しもやけ、あせも、冷え症など。

【開湯日】

 鎌倉時代年(詳細は不明)

【温泉の泉質】

 硫黄泉、硫化水素泉、単純泉など

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   42.9度      8.5の弱アルカリ性

稲荷山温泉 アクセス

●長野自動車道➡更埴IC➡車➡約10分➡稲荷山温泉
●JR篠ノ井線➡稲荷山駅➡徒歩➡約20分➡稲荷山温泉
●しなの鉄道➡屋代駅川➡バス➡八幡行き➡稲荷山温泉
●長野自動車道➡更埴IC➡R18号➡約km➡約10分➡稲荷山温泉
●上越自動車道➡須坂長野東IC➡約10km➡稲荷山温泉

稲荷山温泉 近くの観光スポット【あんずの里アグリパーク】

あんずの里はで知られる長野県千曲市。そもそも元禄時代に、伊予宇和島藩主伊達宗利の娘・豊姫が第三代松代藩主真田幸道に嫁いだ際、故郷を偲んで杏の種子を持参したのが始まりとする説がある。松代藩が栽培を奨励し、江戸時代後期には実を食べるようになり、また乾燥したアンズを参勤交代の土産にした事実があり、今日に至るまで生産が盛んになったと伝えられている。あんずの里アグリパークは農産物と加工品の販売スペースの他、レストラン・おやきの加工施設もある。

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