真田家の城下町で知られる松代にある加賀井温泉。その歴史は古く、800年程前に遡る鎌倉時代に開湯したと云われているが定かじゃない。また日蓮上人が佐渡に島流しされる折に入浴したと云い伝えも残っており、戦国時代には武田信玄の隠し湯で知られている。江戸時代の明和3年(1766年)に湯治場として設湯されたが、現在の宿は大正時代の創業。加賀井温泉は古い名称で現在は松代温泉と呼ばれているが、松代の街からちょっと離れた所にある一陽館だけが、今だ加賀井温泉と呼ばれている。湯は無色透明だが、空気に触れると茶色に変わる。塩分も豊富に含んでいて、体の芯から温まって湯冷めし難い。温泉の泉質は含鉄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉。温泉の効能はリューマチ・神経痛に特効.固有の適応症:切り傷・火傷・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・月経障害など。
【開湯日】
800年程前に遡る鎌倉時代(詳細は不明)
【温泉の泉質】
含鉄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
41度 6.7の弱アルカリ性
加賀井温泉 アクセス
⚫️北陸新幹線➡篠ノ井線➡しなの鉄道線➡北しなの線➡長野電鉄 長野駅 (バス27分+徒歩17分) 加賀井温泉
⚫️長野電鉄➡屋代線➡松代駅➡タクシー➡約5分加賀井温泉
⚫️上信越道➡長野IC➡R403➡松代方向➡荒神町の交差点を左折➡松代温泉方面➡加賀井温泉の看板右折➡加賀井温泉
⚫️JR長野駅➡バス➡松代行き➡終点下車➡約30分加賀井温泉
加賀井温泉 近くの観光スポット【松代城(海津城)】
武田信玄が、永禄3年(1560年)に川中島で戦いで築城。当初は海津城と云ったが、戦国の動乱と共に城主が移り変わり、茅津城と改名され、次に松城と呼ばれた。元和8年(1622年)に真田信之が上田から移封され、真田3代目藩主幸道の時に幕命で松代城と改名。明治の廃藩置県で城は破壊されたが、貴重な文化遺産を後世に伝える為、平成の大普請を行い、城跡を修理・復元した。蘇った城門や木橋、石垣、土塁、堀などは江戸時代の姿に再現。真田宝物館では松代城や真田氏の資料を公開。