JR北小谷駅の北西、姫川沿いの国道148号線下の旧道に忘れ去られたかのようにポツンとある一軒宿の島温泉。開湯は大正15年(1926年)という古い歴史を持つ。中部山岳と上信越高原の、二つの国立公園に囲まれた小谷村にある温泉で、一説には明治初期の開湯と伝えられている。その昔は、塩の道を往く牛方達が湯治したという古い温泉だ。その後姫川の水害で崩壊したが、現在使用中の源泉は宿の裏手の斜面から自噴する横穴式の源泉で、昭和12年(1937年)に大糸線の工事の際に掘削した。湯は肌触り良く、さらさら感のあり爽快感に満ち、スベスベ感もある。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性温泉)。温泉の効能は糖尿病、肝臓病、喘息、気管支炎、リュウマチ性疾患、運動器障害、創傷、あせも、火傷など。
【開湯日】
大正15年(1926年)
【温泉の泉質】
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
39.7度 6.25の中性
信州島温泉 アクセス
⚫️長野自動車道➡︎安曇野IC➡︎車➡︎約85分➡︎信州島温泉
⚫️北陸自動車道➡︎糸魚川IC➡︎車➡︎約40分(徒歩15分)➡︎信州島温泉
⚫️JR大糸線➡︎南小谷駅➡︎バス➡︎下寺下車➡︎約23分(徒歩15分)➡︎信州島温泉
⚫️JR大糸線➡︎北小谷駅➡︎下車➡︎徒歩約30分➡︎信州島温泉
信州島温泉 近くの観光スポット【栂池高原】
長野県北安曇郡小谷村に広がる高原が栂池高原。栂池と云う池が高原の名の由来で、ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで、固有種をはじめ様々な高山植物が分布する2,000m程の地点まで行くことができる。また、約100haにわたった高層湿原を自然公園とした栂池自然園があり、自然園の中には505kmの遊歩道(木道)が繋がる。 麓の高原にはスキー場があり、はスキー客で賑わう。