葛温泉

長野県

大町市の西郊、北アルプスの山懐に抱かれた山の湯が葛温泉。北アルプスの中部山岳国立公園内にあり、槍ヶ岳や燕岳などに源を発する、高瀬川の壮麗な渓谷美で知られる景勝地にある秘湯。その開湯は古く、慶長3年(1598年)の凶作で、食に困った里人が自然薯を探しに分け入った時に、発見されたという古い歴史を持つ湯。葛という温泉名の由来は、この経緯から名付けられたと伝えられている。湯量豊富な源泉は、大町温泉郷や木崎湖温泉に提供している。昭和44年(1969年)の高瀬川の水害では、3軒すべてが流出し多大な被害を受けた。また高瀬渓谷は上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムの3つのダムが続く。温泉の泉質は単純硫黄泉。泉温は80.6度。湧出量は50リットル/分。温泉の効能はリュウマチ性疾患、創傷、湿疹、冷え症、肩こり、関節痛、疲労回復など。

【開湯日】

 慶長3年(1598年)

【温泉の泉質】【湧出量】

  単純硫黄泉    50リットル/分

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   80.6度     9.4の弱アルカリ性

葛温泉 アクセス

⚫️JR大糸線➡信濃大町駅➡タクシー➡約20分➡葛温泉
⚫️長野道➡安曇野IC➡車➡約60分➡葛温泉
⚫️上信越道➡長野IC➡車➡約85分➡葛温泉
⚫️JR北陸新幹線➡長野駅➡特急バス➡約60分(タクシー25分)➡葛温泉

葛温泉 近くの観光スポット【高瀬渓谷緑地公園】

高瀬川に沿って連なる大町ダム・七倉ダム・高瀬ダムの3つのダムと、葛温泉を含む周辺を高瀬渓谷と云う。一帯を森に抱かれた静かな高瀬渓谷緑地公園になっており、大町ダム(龍神湖)が一望でき、雄大な自然の中に突如現れる巨大なダムは、まさに圧巻な風景。四季折々の自然の表情が楽しめ、特に紅葉は県内有数のロケーションでもある。

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