志賀高原から流れてくる角間川の南斜面に位置する角間温泉。角間川を挟んで上林温泉、更にその向うの横湯川対岸の渋温泉とは三角形を成し、安代温泉・穂波温泉・湯田中温泉・新湯田中温泉が点在しており、渋・湯田中温泉郷と呼ばれている。温泉の歴史は古く、建歴2年(1212年)、浄土真宗の高僧・親鸞上人が越後から上洛の際、腹痛に倒れた奥方が療養し全快した湯として伝えらていれる。また戦国時代には真田一族の隠し湯だったとも云われ、周辺の奇岩巨岩は忍者たちの修行の場もあったらしい。今もも昔ながらの湯治場風情を残し、こぢんまりとした温泉地だが、そのひなびた風情が味わい深い。日帰り入浴ができる宿もある。温泉の泉質はナトリウム・塩化物硫酸温泉(弱食塩泉)。温泉の効能はアトピー性皮膚炎・皮膚病・火傷・神経痛・あせも・術後回復など。
【開湯日】
建歴2年(1212年)
【温泉の泉質】
ナトリウム・塩化物硫酸温泉(弱食塩泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
66.4度 8.2の弱アルカリ性
角間温泉 アクセス
⚫️長野電鉄➡長野線➡湯田中駅➡タクシー➡約5分➡角間温泉
⚫️上信越道➡上田・菅平IC➡R144号➡菅平方面➡車➡約20分 ➡角間温泉
⚫️東京➡北陸新幹線➡上田駅➡バス➡菅平高原行き➡真田バス停下車➡角間温泉
⚫️上信越道➡東部湯の丸IC➡1つ目の信号左折➡菅平方面➡角間温泉
角間温泉 近くの観光スポット【菅平ダム湖】
菅平ダムは、上田市の信濃川水系神川に建設されたダム。高さ418mの重力式コンクリートダムで、かんがい・上水道。ダム下流には水力発電を目的とする長野県営の多目的ダムである。また全国有数の少雨地帯のかんがい用水確保を主目的に、昭和41年から昭和43年にかけて、菅平発電所とともに建設された利水ダムで、最大5.400KWの電力を発生する。