保科温泉

長野県

長野市東部、菅平の西の玄関口に位置し、善光寺さんに最も近い温泉が保科温泉。ここは徳川秀忠の息子保科正之を養子とした保科家誕生の地であり、保科川を挟んで両側には山が迫り、眼下には長野市街が広がる山里。また江戸時代から湯治場として賑わっており、その頃は遊女もいて松代藩の武士が、財布を空っぽにして帰っていったそうだ。その生き残り旅館も近年になって廃業し、宿人はそのまま一般住まいとして住んでいる。今日の保科温泉は保科村時代の昭和30年(1955年)に村の水道事業として、源泉地付近をボーリングしたところ温泉が湧出し、昭和34年(1959年)に保科荘が完成。毎分1000リットルの湯量を誇る湯は、無色透明で微かに甘みを感じ、若干ツルツル感がある。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物、硫酸塩泉。温泉の効能は胃腸病、婦人病、外傷、神経痛、疲労回復、アトピー疾患胃腸病、疲労回復など。

【開湯日】

 江戸時代(詳細は不明)

【温泉の泉質】

   カルシウム・ナトリウム-塩化物、硫酸塩泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

30.4度        7.1の中性

保科温泉 アクセス

●JR長野駅➡バス➡保科温泉行き約50分➡終点下車すぐ➡保科温泉
●上信越道➡長野IC➡R403号➡県道34号➡菅平方面➡9km➡保科温泉
●上信越道➡須坂長野東IC➡車➡約20分 ➡保科温泉
●JR北陸新幹線➡長野駅➡バス➡保科温泉行き約50分➡終点下車すぐ➡保科温泉

保科温泉 近くの観光スポット【北野美術館】

長野県の実業家である北野家が、親子2代で収集したコレクションを、昭和43年開館した北野美術館。所蔵品は日本画・洋画・彫刻・書跡・工芸品などで600点あまり。館内には横山大観をはじめ伊東深水、ルノワール、ピカソなど貴重な作品が多数展示。また、静謐な佇まいの枯山水の庭園も見事で、館内の随処からその景観を望むことができる。 別館の北野カルチュラルセンターは多目的スペースとなっており、お子様向けの体験イベントなども開催される。

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