明治時代は赤岩鉱泉と呼ばれ、群馬の沢渡温泉などと同様に草津の仕上げ湯として親しまれた星野温泉。軽井沢の西部、中軽井沢から北軽井沢方面に、国道146号線で約1.5km北上した浅間山の麓に位置している。大正2年(1913年)に高温の源泉を求めて掘削を実施し、大正4年(1915年)には温泉ホテルとして本格営業。源泉の循環ろ過は一切しておらず、かけ流しで溢れ出る良質の温泉には湯の花が舞い、そして肌に優しい美肌の湯として知られている。また、かつては北原白秋や与謝野鉄幹・晶子夫妻、島崎藤村、寺田寅彦など多くの文人墨客が数多く訪れている。温泉の泉質は低張性弱アルカリ性高温泉。温泉の効能は美肌、高血圧、冷え性、神経痛、糖尿病、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動マヒ、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、病後回復、疲労回復、健康増進など。
【開湯日】
明治時代(詳細は不明)
【温泉の泉質】
硫黄泉、硫化水素泉、単純泉など
【温泉の温度】【源泉のpH値】
41.6度 7.4の中性
星野温泉 アクセス
●上信越道➡碓氷軽井沢IC➡車➡約35分➡星野温泉
●JR北陸新幹線➡軽井沢駅➡タクシー➡約15分 ➡星野温泉
●しなの鉄道線➡中軽井沢駅➡バス約4分(徒歩5分)➡星野温泉
●JR軽井沢駅➡バス➡約20分➡星野温泉
星野温泉 近くの観光スポット【石の教会内村鑑三記念堂】
明治、大正期のキリスト教伝道者・内村鑑三の功績を記念して建造。石とガラスがおりなすフォルムが印象的。まるで太古からこの地に佇んでいるように、自然と周囲に溶け込んでいる石の教会 内村鑑三記念堂。石のアーチが幾重にも重なり、建築史に残る希少なデザインが特徴。堂内にはアーチから自然光が差し込み、荘厳な雰囲気に満ちている。十字架も祭壇もないこの教会は、形式にとらわれないふたりの誓いの場にふさわしい。