中央アルプスの主峰・木曽駒ヶ岳を望む標高約850mに位置する駒ヶ根高原に、平成7年(1995年)に湧出した比較的新しい早太郎温泉。温泉名に付けられた早太郎の由来は、今から約700年前、約1200年の歴史を誇る信州五大名刹の一つに数えらる光前寺で飼われていた霊犬早太郎に、遠州見付神社(現:静岡県磐田市)の怪物と死闘の末、退治し人々を救った伝説に因んでいる。現在は複数の源泉を持ち、まとめて早太郎温泉郷と呼ぶ。10件ほどの旅館やホテルと2ヶ所の日帰り温泉施設に源泉が引かれている。温泉の泉質は単純温泉(アルカリ性単純温泉)。泉温は29.3度で無色透明。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、痔瘻、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進など。
【開湯日】
平成7年(1995年)
【温泉の泉質】
単純温泉(アルカリ性単純温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
29.3度 9.5のアルカリ性
早太郎温泉 アクセス
⚫️JR飯田線➡駒ヶ根駅➡バス➡駒ヶ岳ロープウェイ駅行➡菅の台バスセンターほか➡早太郎温泉
⚫️中央道➡駒ヶ根I➡車➡約5分 ➡早太郎温泉
⚫️JR豊橋➡飯田線➡駒ヶ根駅下車➡タクシー➡約15分➡早太郎温泉
早太郎温泉 近くの観光スポット【光前寺】
長野県駒ヶ根市の駒ヶ根高原の天台宗の別格本山の寺・光前寺。山号は宝積山で、戸隠山の顕光寺・善光寺・更科八幡神宮寺・津金寺・光前寺など天台宗信濃五山の一つに数えられた名刹。霊犬早太郎の説話と、国の名勝に指定される庭園で知られている。昭和42年に庭園が国の名勝に指定された。境内のしだれ桜と庭園が有名。