湯がいたる所に湧いていると、14世紀末の書物に記載された天城湯ヶ島温泉。猫越川と本谷川が合流して狩野川に流れ込む地点を中心に、10数か所の源泉から豊富に湯が湧出。鎌倉幕府を拓いた源頼朝が、湯煙に一本の木太刀を突き立てたら湧出したと云われる、由緒ある木太刀の湯など名物温泉もある。川端康成が伊豆の踊りを執筆し、同小説の舞台、また井上靖の自伝的小説しろばんばの舞台としても有名。平成16年(2004年)より、伊豆市の一部として新たなスタートを切った。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、リウマチ、婦人病、胃腸病、美肌、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、疾病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化など。
【開湯日】
14世紀末の書物に記載(詳細は不明)
【温泉の泉質】
ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
46.8度 7.5〜8.4の弱アルカリ性
天城湯ヶ島温泉 アクセス
⚫️伊豆箱根鉄道駿豆線➡修善寺駅➡バス➡湯ケ島温泉口下車➡天城湯ヶ島温泉
⚫️東名➡沼津IC➡車➡伊豆縦貫道➡R414号経由➡約45分➡天城湯ヶ島温泉
⚫️JR東京駅➡三島駅➡乗換➡修善寺駅➡約95分 ➡天城湯ヶ島温泉
天城湯ヶ島温泉 近くの観光スポット【天城山隧道】
明治38年に、伊豆市と河津町を結ぶ、現国道の新天城トンネルと区別するため旧天城トンネルと呼ばれた。全長445.5mのアーチや側面など、すべて切り石で建造されている。日本に現存する石造道路トンネルとしては、最長のもので、日本の道100選や日本百名峠にも選ばれている。11月には天城越え紅葉まつりを開催しり、伊豆の踊子と提灯を持って、トンネル内を歩く提灯ウォークも行う。