修善寺温泉

静岡県

修善寺温泉の歴史は弘法大師が独鈷の湯を発見したという伝説から始まり。大同2年(807年)、桂川のほとりで孝行息子が父の体を洗っていると、弘法大師が通りかかり、「川の水では冷たかろう」と弘法大師は独鈷で、川の岩を打ち霊泉を沸出させた。その後北条早雲や豊臣秀吉の古文書にも温泉入浴のことが出てくるが程度の設備があったかは不明。徳川中期には独鈷の湯、石湯、箱湯、稚児の湯などの周囲の農家が湯治客を相手に部屋貸しを始め徐々に設備を充実していた。いわゆる木賃宿で湯治客は自炊を主とし、内湯はなく共同浴場に通っていた。明治初年になって、湯治客専用の温泉を設備した内湯が誕生し、交通機関が整備され、多くの文人墨客が訪れるようになった。温泉の泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉など。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、消化器病、痔疾、冷え性、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症など。

【開湯日】

  大同2年(807年

【温泉の泉質】

  硫黄泉、硫化水素泉、単純泉など

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   51.0度      8.86のアルカリ性

修善寺温泉アクセス

●伊豆箱根鉄➡道修善寺駅➡バス➡修善寺温泉行➡終点下車➡修善寺温泉
●東海道線➡新幹線➡三島駅乗換➡伊豆箱根鉄道➡終点修善寺駅下車➡バス➡修善寺温泉行➡約8分➡終点修善寺温泉駅下車➡修善寺温泉
●東名➡沼津IC&新東名➡長泉沼津IC➡伊豆縦貫道➡伊豆中央道➡修善寺道路➡約30分➡修善寺温泉
●東名➡沼津IC&新東名➡長泉沼津IC➡R1➡R136➡下田方面➡約50分➡修善寺温泉

修善寺温泉 近くの観光スポット【修禅寺】

静岡県伊豆市修善寺にある曹洞宗の修禅寺。山号は福地山。正式名称は福地山修禅萬安禅寺で、略して福地山修禅寺と呼んでいる、平安時代初期の大同2年(807年)に弘法大師の開基と伝わる。鎌倉時代に北条氏が帰依し寺運が隆盛となり、堂塔が連なる大寺となった。境内の隣接している宝物殿には頼家ゆかりの品や修善寺物語で有名な古面もある。

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