藩政時代(1600年代)から黒部峡谷には、多くの温泉(鐘釣温泉、黒薙温泉、祖母谷温泉など)が知られていた。しかしこれらは人跡未踏の原始林に囲まれ、道らしい道もない難所で、森林を見守る役人だけに知られていた。黒部川の電源開発が進められ発見された宇奈月温泉。一般の人々が利用できるようになったのは大正9年頃だった。これがきっかけとなって宇奈月温泉の歴史の始まった。現在の宇奈月温泉は、桃の樹林が広がる無人の台地で、大正12年によ黒部川の7キロ上流にある黒薙から温泉を引くことに成功したのであった。宇奈月温泉の温泉は無色透明で、肌に優しいアルカリ性単純泉。透明度は日本一を誇る。源泉の温度は87.8度もあり、よく温まることからリウマチや運動器障害、神経症など。
【開湯日】
藩政時代(1600年代)
【温泉の泉質】
アルカリ性単純泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
98.3度 8.44の弱アルカリ性
宇奈月温泉 アクセス
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宇奈月温泉 近くの観光スポット【うなづき湖】
宇奈月温泉街から車で5分。黒部峡谷の豊かな自然に囲まれた、多目的ダムの宇奈月ダム。。重力式コンクリートダムで、高さは97m。国土交通省直轄ダムとしても黒部川水系の唯一のダムである。左岸には尾の沼公園があり、水辺に降りてダムとふれあうことができる。右岸には西洋の城を模した新柳河原発電所が建っている。また、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車からも姿を見ることができる。