能登半島のほぼ最北端・金剛崎に位置する葭ヶ浦温泉。古くは江戸時代の寛政年間(1789年〜1801年)から、金剛崎の急な崖下にひっそりと湧きつづける秘湯で、昔は舟で行き来をしていたが、現在では山道を降りて行く奥能登の秘湯。急な坂を息を弾ませながら降りて玄関に立つと、回りは山に囲まれているせいか、外界から隔離されたような感覚に襲われる。入り江にある岩造りの露天風呂は野趣にあふれ、波しぶきがかかることも。女性には岩をくりぬいた洞窟露天風呂があり、周りを気にすることなく湯浴みができる。プールとはなれ4棟もある。また、電気はあるが客室にはランプが灯され、ランプの宿として知られている。温泉泉質は弱食塩泉。温泉効能は神経痛、婦人病、皮ふ炎、リューマ、関節痛、胃腸炎、切り傷、肩こり、冷え性、慢性消化器病など。
【開湯日】
寛政年間(1789年〜1801年)
【温泉の泉質】
弱食塩泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
20度 6.0の中性
葭ヶ浦温泉 アクセス
⚫️JR金沢駅➡バス➡珠洲特急線➡木の浦行➡乗換➡葭ヶ浦下車➡徒歩15分➡葭ヶ浦温泉
⚫️能登有料道路➡穴水IC➡R249➡飯田➡R28➡大谷狼煙飯田線➡金剛崎 ➡葭ヶ浦温泉
⚫️JR北陸本線➡金沢駅➡特急バス➡約2時間半➡葭ヶ浦温泉
⚫️北陸道➡金沢森本I.C➡のと里山海道➡能越道➡珠洲道路経由➡葭ヶ浦温泉
⚫️JR金沢駅➡特急バス➡すずなり館前下車➡バス➡木の浦線➡木の浦方面行➡葭ヶ浦バス停➡徒歩で15分➡葭ヶ浦温泉
葭ヶ浦温泉 近くの観光スポット【珠洲岬(聖域の岬)】
日本三大パワースポットの一つの聖域の岬は、714年出雲の国引きの神話にも登場する能登半島最先端の地。この地は、海流が交じり合い気がある場所で、数々の伝説が残されている。また、それまで辿り着けない神秘の岬で、国内外の観光客から人気を集めている。平成26年にはパワーホール洞窟内へも歩いて行ける遊歩道「青の洞窟」が整備された。