福井県と石川県の境、恐竜化石の発掘で有名な福井県勝山市北谷町にあり、九頭竜川の支流杉山川の渓谷に位置する杉山鉱泉。この温泉の歴史は古く、今からおよそ160年ほど昔、弘化3年(1846年)にこの宿の4代目織田清五郎が、山へわりきを作りに行った時、天狗壁と呼ばれる所で白い岩石を天狗から貰った。それが鉱泉の素であったみたいで、古くから療養泉として知られ、とくに火傷や切り傷に効果があると云われている。昭和30年(1955年)に、現在の9代目清三が料理旅館を引き継いでいる。湯は一風変わった個性的なものなので、普通の温泉に飽きた人には話のネタにでもお薦め。温泉の泉質は含酸化マグネシウム冷鉱泉。温泉の効能は火傷、切り傷、打身、擦り傷、あせも、関節の痛み、神経痛・リウマチ・火傷・創傷など。
【開湯日】
弘化3年(1846年)
【温泉の泉質】
含酸化マグネシウム冷鉱泉
【温泉の温度】
19度
杉山鉱泉 アクセス
⚫️北陸道➡福井北IC➡R416➡県道112号➡R157➡途中左側山間部
⚫️えちぜん鉄道➡勝山永平寺線➡勝山駅下車➡タクシーもしくは送迎
杉山鉱泉 近くの観光スポット【大師山清大寺・越前大仏】
大師山の麓にあり雄大な自然の懐に抱かれ、境内の広さが約22haの広大な敷地を誇る大師山清大寺・越前大仏。勝山市の名誉市民第1号の多田清氏が、昭和62年(1987年)に建立したもので、日本最大規模の大仏殿や五重塔、庭園などが配置されている。大仏本尊は身の丈は奈良の大仏の座高を上回り、中国の龍門石窟の中にある龍門棒先寺座像をモデルに造られ、中国の国宝第1号に指定された由緒ある装飾壁を再現した、九龍壁や仏殿に収められた1,281体の仏像も見どころ。