加太淡嶋温泉

和歌山県

古代大和朝廷の貴族や歌人にそののどかな風景が広く親しまれていた和歌山市加太は紀伊半島の最西端に位置し、万葉の時代には潟見の浦と詠まれた景勝地。しかし加太淡嶋温泉の歴史は30年と比較的新しく、現在は民宿も含め計6軒が温泉を利用している。温泉の泉質は含食塩重曹(ナトリウム-塩化物-炭酸水素低温)。泉温は25℃。海に面して湯宿が建ち並び、海岸近くには雛流しや針供養で有名な淡嶋神社などの見所も多い。春は淡嶋神社の雛流しや潮干狩り、夏は海水浴、秋は磯釣りなどで賑わう。また加太からは友ヶ島や淡路島、遠くは四国まで見渡せ、特に夕暮れ時の美しさは必見。

【開湯日】

  古代より「潟見の浦」と『万葉集』にも歌われたが(詳細は不明)

【温泉の泉質】

  硫黄泉、硫化水素泉、単純泉など

【温泉の温度】  【源泉のph値】

  26.0度      8.0の弱アルカリ性

加太淡嶋温泉 アクセス

  
⚫️阪神高速➡︎湾岸線➡︎泉佐野南IC➡︎車➡︎約50分➡︎加太淡嶋温泉
⚫️阪和道➡︎和歌山IC➡︎R24号➡︎R26号➡︎県道7号➡︎経由➡︎18km➡︎加太淡嶋温泉
⚫️阪和道➡︎阪和道➡︎泉南IC➡︎R26➡︎和歌山方面➡︎深日ロータリー➡︎多奈川方面➡︎加太淡嶋温泉
⚫️JR難波駅➡︎私鉄南海本線なんば駅➡︎和歌山行➡︎和歌山駅➡︎南海加太線➡︎加太駅下車➡︎徒歩約20分 ➡︎加太淡嶋温泉
⚫️JR四天王寺駅➡︎阪和線➡︎JR和歌山駅➡︎バス➡︎南海加太線➡︎加太駅➡︎加太淡嶋温泉 

加太淡嶋温泉 近くの観光スポット【加太春日神社】

 
加太春日神社は旧社格は村社。漁業の盛んな地域で、航海の安全と大漁を祈願する住吉神社を合祀。文保元年に付賀太庄住吉社への寄進状が残されている。更にその後春日三社を合祀し、春日神社と称するようになった。今の場所に移転した後、大規模な社殿の造作をし、各種の彫刻などが桃山時代の特徴を表しており、国指定の重要文化財。また昔、伊勢蝦が多く獲れ、例祭の日には各家庭で神棚に供えたり、宴席に用いたりしたので、例祭を「えびまつり」と呼んでいる。

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