南紀勝浦温泉

和歌山県

南紀勝浦温泉は磯の湯と赤島温泉と2つの異なる温泉に代表されていた。磯の湯の開湯は弘化以前と云われ、赤島温泉は開湯年代は不明だが、現在では両方とも南紀勝浦温泉と呼ばれている。また「紀州・湯のくに」と云われるくらい那智勝浦町には175本もの多種多様な源泉が存在し、各の旅館がそれぞれの源泉を保有している。大正時代には、紀州徳川家15代当主である徳川頼倫が訪れ、洞窟の温泉に入浴した際に、帰るのを忘れるほどであると賞賛した。その時入浴した洞窟風呂は、現在の忘帰洞であり命名の理由は賞賛の言葉に因るものであった。急速に発展したのは1950年(昭和25年)の吉野熊野国立公園指定後である。知名度アップに伴い観光客が増加、昭和30年代には新婚旅行のメッカにとなり大いに繁栄した。温泉の泉質は含食塩硫化水素泉単純硫黄泉含食塩硫黄泉含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。源泉温度は18℃で茶褐色の源泉。

【開湯日】

  弘化以前(詳細は不明)

【温泉の泉質】

  含食塩硫化水素泉単純硫黄泉含食塩硫黄泉含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

【温泉の温度】  【源泉のph値】

    29.7度       8.5の弱アルカリ性

南紀勝浦温泉 アクセス

 
⚫️東京➡︎東海道新幹線➡︎名古屋➡︎JR紀勢本線➡︎特急➡︎紀伊勝浦➡︎南紀勝浦温泉
⚫️新大阪➡︎東海道新幹線➡︎新大阪➡︎JR紀勢本線➡︎特急➡︎紀伊勝浦➡︎南紀勝浦温泉
⚫️東名阪➡︎伊勢道➡︎R42➡︎南下➡︎那智勝浦町➡︎南紀勝浦温泉
⚫️京阪➡︎名阪道➡︎R24➡︎R168➡︎R169➡︎南下➡︎R42➡︎那智勝浦町➡︎南紀勝浦温泉
⚫️京阪➡︎阪和➡︎海南湯浅➡︎湯浅御坊道➡︎すさみ南IC➡︎R42➡︎串本➡︎南紀勝浦温泉
⚫️東京(羽田空港)➡︎南紀白浜空港➡︎バス➡︎JR白浜駅➡︎特急➡︎紀伊勝浦➡︎南紀勝浦温泉
⚫️JR紀勢本線➡︎紀伊勝浦駅➡︎徒歩約7分➡︎南紀勝浦温泉
⚫️阪和道➡︎南紀田辺IC➡︎約120分➡︎南紀勝浦温泉

南紀勝浦温泉 近くの観光スポット【那智の滝】

 
日本三名瀑の一つで、133mの高さから落ちる落差は日本一。銚子口の岩盤に三つの切れ目があり、三筋になって落下しするから、三筋の滝とも呼ばれている。年2回御滝注連縄張替行事が行われる。かつて、諸国からこの滝に詣でる人々は、写経を経筒に入れお滝入口の大鳥居をくぐりすぐ左側の那智経塚にそれらを納めた。皇室の方々がお参りになると参道に記念の塔婆を建てられ、亀山上皇が弘安4年に参詣された折のものが今も宝物殿に納められている。

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