美作三湯の一つであり、吉井川上流の静かな温泉地が奥津温泉。その歴史は神話時代まで溯り、江戸時代には津山城主・森忠政公が専用の湯船を作り一般の入浴を禁止した歴史もあり、今もそ鍵湯が男湯に残されている。また足踏み洗濯はかつてこの町に熊や狼が頻繁に出没した為、立って見張りをしながら洗濯したのが始まりと伝えられいる。温泉はアルカリ単純泉で、漂白成分が含まれ、美肌効果が高く美人の湯として親しまれている。温泉の効能は美肌、ニキビ、肌荒れ、皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進良質など効能が高い。かつてはこの泉質を大手化粧品メーカーが化粧品の原料にしてた。昭和41年に国民保養温泉地に指定。
【開湯日】
神話時代(詳細は不明)
【温泉の泉質】
アルカリ単純泉
【温泉の温度】 【源泉のpH値】
37度~43.5度 9.2のアルカリ性
奥津温泉 アクセス
奥津温泉 近くの観光スポット【奥津渓】
岡山県を代表する奥津温泉。その下流3kmにわたって国指定名勝地の渓谷。800mの遊歩道は変化に富んだ渓谷美が楽しめて、東洋一と云われる臼渕の甌穴群や奥津渓八景は見応え充分。秋には吉井川源流の渓谷、一面に錦の紅葉に彩られ、10万人の来場者で賑わう。
なんば・新大阪より、日交高速バス倉吉~神戸・大阪線で約3時間、奥津温泉口(国道179号沿いの道の駅奥津温泉前)下車。(それぞれ一日1往復)