島根県温泉津の駅近くに位置する小浜温泉・才市の湯。温泉としての歴史は古く、文豪の浅原才市の出身と云うことから、屋号に才市の湯と名付けられた。小浜温泉共同浴場は賑やかな温泉街ではなく、JR温泉津駅から続く商店街の一角に、ひっそりと佇んいる。平成17年(2005年)に改築されたが、見事なまでに昭和の銭湯の雰囲気が残っており、浴室には半円形の浴槽が一つ、それはモスグリーンにも見える、黄土色に濁った温泉が張られている。源泉の投入口にはネットを被せた笊が置かれており、黄土色の粘土みたいな固形物が溜まっている。完全に漉すことができず、浴槽に足を入れると、底に溜まった黄土色の沈殿が一気に舞い上がります。かなり濃い温泉水なんですね。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(含石膏弱食塩泉 掛け流し)。温泉の効能は リウマチ、打身、高血圧、神経痛、筋肉痛、関節痛、切傷、慢性皮膚病etc。
【開湯日】
昭和の時代(詳細は不明)
【温泉の泉質】
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(含石膏弱食塩泉 掛け流し)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
26.4度 不明
小浜温泉才市の湯 アクセス
⚫️JR山陰本線➡温泉津駅➡バス➡温泉津温泉行➡約8分➡温泉津温泉➡小浜温泉才市の湯
⚫️JR山陰本線➡益田駅➡約21分➡温泉津温泉➡小浜温泉才市の湯
⚫️JR山陰本線➡戸田小浜駅➡約20分➡温泉津温泉➡小浜温泉才市の湯
⚫️出雲方面➡山陰道➡出雲IC➡R9➡温泉津温泉➡小浜温泉才市の湯
⚫️浜田道➡山陰道➡江津IC➡R9号➡温泉津温泉➡小浜温泉才市の湯
⚫️浜田道➡大朝IC➡R261➡県道32号➡約60分➡温泉津温泉➡小浜温泉才市の湯
小浜温泉才市の湯 近くの観光スポット【内藤豪商屋敷】
毛利元就の家臣だった内藤家。銀の積み出し港である沖泊に鵜の丸城を築城し、奉行になって以来、430年も温泉津に住み続けていた旧家。玄関の縄のれん、外塁のなまこ壁や屋内の梁組みなどに往時の隆盛を今に誇っている。