道前平野の田園に囲まれた伊予の三古湯のひとつ湯之谷温泉。その歴史は古く、開湯伝説によれば斉明天皇が661年に百済へ向かった際に入湯したと、西条藩が天保13年(1842年)に編集した西条記に記載されている。西条記は西条藩奉行 竹内立左衛門が、湯之谷と称する処に自噴する泉水を霊泉水として加温し、湯治に利用したと書かれている。およそ1400年の歴史を有する自家冷鉱泉で、湧き出るときは無色透明ですが、湯の花が出て白くなることもあり、女性にには評判の美肌効果も期待できる。温泉の泉質は弱アルカリ単純泉。温泉の効能は神経痛・腰痛・肩こり・リュウマチ・冷え性・関節痛・うちみ・痔疾・疲労回復・病後回復・健康増進etc。
【開湯日】
天保13年(1842年)
【温泉の泉質】
弱アルカリ性単純温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
18.0度 7.6の弱アルカリ性
湯之谷温泉 アクセス
●JR予讃線➡石鎚山駅➡徒歩15分➡湯之谷温泉
●JR予讃線➡伊予西条駅➡バス➡今治or小松営業所行➡湯之谷下車➡湯之谷温泉
●JR予讃線➡松山駅➡特急しおかぜ➡岡山行➡伊予西条駅下車➡タクシー➡湯之谷温泉
●JR予讃線➡各駅停車➡石鎚山駅➡900m➡徒歩約12分➡バス➡湯之谷下
●JR予讃線➡伊予西条駅➡タクシー➡約7分(徒歩約15分)車➡湯之谷温泉
●松山道➡いよ西条IC➡R11➡約7km➡約10分➡湯之谷温泉
●松山市内➡松山道➡いよ小松IC➡R11号➡湯之谷温泉
●しまなみ街道&香川&松山道➡いよ西条IC➡R11➡湯之谷温泉
●松山空港➡リムジンバス➡松山駅下車➡JR予讃線➡伊予西条駅or石鎚山駅下車➡湯之谷温泉
●フェリー➡東予港➡7.5km(タクシー➡約13分)orバス➡湯之谷下車➡湯之谷温泉
●八幡浜港➡車➡松山道経由➡105km➡(1時間40分)➡湯之谷温泉
湯之谷温泉 近くの観光スポット【前神寺(まえがみじ)】
古来より修行の霊地である石鎚山の麓に位置する寺院で、四国八十八箇所霊場の64番札所の寺院。真言宗石派の総本山で修験道の根本道場であり、開祖は修験道の役小角(えんのおづぬ)が開創した。桓武天皇が病気平癒を祈願し成就して以来、歴代天皇の帰依が厚く、江戸時代には西城藩主・松平家の祈願所になった。毎年7月のお山開きには白衣姿の信者が集まり、賑わいを見せている。