日本一を誇る人道大吊橋「九重“夢”大吊橋」からほど近くにある筌の口温泉。歴史はとてつもなく古く、正保年間（1644年~1647年）頃かに田野庄屋徳右衛門が、同地に湯小屋を建てたのが始まり。明治の中頃には大分牧場を創設、千丁牟田開拓や硫黄鉱山の創業などの関係者で賑わい、その頃旅館が建ち営業するようになった。昭和27年(1952年)、川端康成がこの地を訪れ、後に小説「波千鳥」の構想を錬るねるために滞在したと伝えられている。また筌の口温泉には2種類の共同浴場があり、金色の濁り湯で鉄分のにおいのする第1筌の口温泉、白濁している炭酸泉の第2筌の口温泉で、泉質も湯の色も異なる珍しい温泉。温泉の泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫黄塩泉。温泉の泉質は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、慢性消化器病、痔疾、冷え性、健康増進etc。
【開湯日】
正保年間（1644年~1647年）頃
【温泉の泉質】
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫黄塩泉
【温泉の温度】 【源泉のph値】
48.5度 6.6の中性
筌の口温泉 アクセス
⚫JR久大本線➡︎豊後中村駅➡︎コミュニティバス➡︎長者原線➡︎筌の口下車➡︎筌の口温泉
⚫JR久大本線➡︎豊後中村駅➡︎バス➡︎登山口行➡︎二俣木バス停➡︎下車➡︎筌の口温泉
⚫JR久大本線➡︎豊後中村駅➡︎バス➡︎九重登山口行➡︎筌ノ口下車➡︎徒歩約5分➡︎筌の口温泉
⚫JR日豊本線➡︎加治木駅➡︎車➡︎約8分➡︎筌の口温泉
⚫大分道➡︎九重IC➡︎R210➡︎県道40号線➡︎約12km➡︎約20分➡︎筌の口温泉
⚫九州道➡︎加治木IC➡︎車➡︎約5分➡︎筌の口温泉
⚫大分道➡︎九重I.C大分道➡︎四季彩ロード大分道➡︎二俣木三差路手前➡︎筌の口温泉
⚫大分道➡︎九重IC➡︎県道40号➡︎飯田高原方面➡︎11km➡︎筌の口温泉
筌の口温泉 近くの観光スポット【震動の滝】
鳴子川渓谷にかかる震動の滝は、九重町を代表する名瀑。落差83mの雄滝、落差93mの雌滝からなり、雄滝は日本の滝100選にも選ばれており、水量の多い時は、周囲を震動させるほど迫力があることから震動の滝と名づけられた。秋は紅葉の名所としても有名で、九重“夢”大吊橋の上からは、赤や黄に色づいた九酔渓の岸壁の間を流れる雄滝と雌滝の両方を眺めることができる。
