九重温泉

大分県

昌泰4年(901年)に、菅原道真が京から大宰府へ左遷され川底温泉を開き、次から次からと温泉が湧出した。昭和50年代前半に発見された龍門温泉に至るまで10種類以上もの温泉があり、別名「九重九湯」と親しまれてきた。九重町は九重連山に抱かれた風光明媚な町で、また様々な泉質が楽しめる温泉郷としても人気を博している。女性らしい繊細な部分を残す九重は、川端康成も魅了されていた。昭和27年には九重を舞台にした浜千鳥を書き上げたと語られ、小説の中でも情緒豊かに描かれた九重に惹かれてやってくる観光客も数多い。温泉の泉質は含鉄泉、硫黄泉、アルカリ単純泉、単純温泉、酸水素塩泉。温泉の効能は一般的適応症、慢性皮膚病、動脈硬化症、慢性消化器病。泉温は40℃。

【開湯日】

  昌泰4年(901年)

【温泉の泉質】

  含鉄泉、硫黄泉、アルカリ単純泉

【温泉の温度】  【源泉のph値】

    68.2度       8.2のアルカリ性

九重温泉 アクセス

 
●JR久大本線➡︎豊後中村駅➡︎バス➡︎九重登山口行➡︎飯田高原局前➡︎徒歩20分➡︎九重温泉
●JR久大本線➡︎豊後中村駅➡︎バス➡︎九重登山口・牧ノ戸峠行➡︎九重温泉
●JR豊肥本線➡︎竹田駅➡︎タクシー➡︎約30分➡︎九重温泉
●JR博多➡︎久大本線➡︎久留米経由➡︎約1時間40分➡︎九重温泉
●JR小倉➡︎日豊・久大本線➡︎大分経由➡︎約2時間➡︎九重温泉
●大分道➡︎九重IC➡︎R210➡︎県道40m号➡︎県道621号➡︎約25km➡︎約35分➡︎九重温泉
●東九州道➡︎車➡︎大分IC➡︎九重IC➡︎約1時間30分➡︎九重温泉
●大分・別府➡︎R210➡︎約80分➡︎九重温泉
●福岡➡︎大宰府IC➡︎九重IC下車➡︎約60分➡︎九重温泉

九重温泉 近くの観光スポット【九重“夢”大吊橋】

 
九酔渓の標高777m地点に架かる九重“夢”大吊橋は、平成18年(2006年)にオープンし、長さ390m、高さ173m、幅1.5m、歩道専用として日本一の高さを誇る吊橋。目前には、日本の滝百選にも選ばれた、動の滝・雄滝や雌滝を望み、足下に筑後川の源流域を流れる鳴子川渓谷の原生林が広がる。

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