大分県の九重町と熊本県との県境に位置し、のどかな山里に湧く筋湯温泉。その歴史は1000年以上も誇り、開湯は天徳4年(958年)。温泉地として開かれたのは1658年であった。文字通り筋(すじ)の病によく効くことから筋湯と云われるようになり、もくもくと立ち上る湯煙がひとしお温泉情緒を高めている。温泉街のほぼ中心部に日本一のうたせ湯として知られる名物の打たせ大浴場の公衆浴場がある。白壁に瓦屋根の蔵のような建物でとても目立っていた。明治30年と昭和24年に火事で温泉街を消失。現在の温泉地は、2回目の大火の後の復興されたもの。2003年8月に、近くの八丁原地熱発電所が発電用に汲み上げた、温泉を源泉として供給する筋湯温泉供給株式会社が設立され、同年12月より供給が始まった。温泉の泉質は単純泉・ナトリウム塩化物泉。源泉温度は58度〜63度。温泉の神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、運動器障害、打ち身、慢性消化器病、切り傷、痔疾etc。
【開湯日】
天徳4年(958年)
【温泉の泉質】
単純泉・ナトリウム塩化物泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
58度〜63度 7.1の中性
筋湯温泉 アクセス
●JR久大本線➡豊後中村駅JR久大本線➡コミュニティバス➡牧ノ戸峠行➡筋湯温泉
●JR久大本線➡豊後中村駅➡バス➡九重登山口行➡約40分➡筋湯下車➡筋湯温泉
●JR久大本線➡豊後中村駅➡コミュニティバス➡九重縦断線➡約45分➡筋湯下車
●大分道➡九重IC➡R210➡町道四季彩ロード➡県道40号経由➡20km➡筋湯温泉
●九州横断バス➡あそ号・くじゅう号➡筋湯温泉入口下車➡筋湯温泉
●大分道➡九重IC下車➡四季彩ロード経由➡筋湯温泉➡筋湯温泉
●大分県別府市内➡車➡大分道経由➡約1時間20分➡筋湯温泉
●大分県大分市内➡車➡大分道経由➡約1時間5分➡筋湯温泉
●福岡県福岡市内➡車➡大分道経由➡約2時間➡筋湯温泉
●福岡県北九州市内➡車➡大分道&九州道経由➡約2時間30分➡筋湯温泉
●福岡県福岡市内➡大分道➡九重IC経由➡約2時間➡筋湯温泉
●福岡県久留米➡大分道➡九重IC経由約1時間30分➡筋湯温泉
●大分県別府➡大分道➡湯布院IC経由➡約1時間➡筋湯温泉
●大分県由布市内➡車➡大分道経由➡約45分➡筋湯温泉
筋湯温泉 近くの観光スポット【小松地獄】
筋湯温泉や八丁原地熱発電所のすぐ近くに位置する小松地獄。湯気がもくもくブクブク湧き上がる温泉で、大自然の中に吹き上がる蒸気や噴出する熱泥の様子を見学できる。岩肌にこびり付いた噴出物の色合いはまさに地獄の様相を呈しており、周辺を20分程度で一回りできる。