球麿川と吉尾川の合流地点近くに位置する吉尾温泉。数百年前に鶴の一群が飛来し、その中に傷ついた一羽の鶴が、湧水で傷ついた体を癒すようにしていた。それを見た村人がそこを掘ってみたら、湯が湧き出たという伝説がある湯治場。その為か、別名・鶴の湯とも云う。九州自動車道八代ICから約40分。また人吉温泉や日奈久温泉など有名な温泉地が点在する中、吉尾温泉の素朴さと、優しい湯の感触が温泉ツウに人気を博している。温泉の泉質は単純温泉(弱アルカリ性)、単純温泉。温泉の効能は胃腸病、リウマチ、神経痛、冷え性、慢性婦人病、疲労回復など。
【開湯日】
享禄元年(詳細は不明)
【温泉の泉質】
単純温泉(弱アルカリ性)、単純温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
40度~42度 8.3の弱アルカリ性
吉尾温泉 アクセス
●JR九州肥薩線➡えびの高原線➡八代➡吉松➡吉尾➡車約3分➡吉尾温泉
●JR九州肥薩線➡吉尾駅出口➡バスor車➡約5分(徒歩約11分)➡吉尾温泉
●JR九州肥薩線➡白石駅出口➡徒歩約45分➡吉尾温泉
●JR九州肥薩線➡海路駅出口➡徒歩約51分➡吉尾温泉
●南九州西回り道➡芦北IC➡車➡約25分➡吉尾温泉
●南九州西回り道➡田浦IC➡道の駅たのうら➡車➡約5分➡吉尾温泉
●九州道➡人吉IC➡R445➡R219➡県道304号経由➡約32km➡約55分➡吉尾温泉
●九州道➡八代JCT➡水俣方面➡南九州西回道➡水俣方面➡約15分➡吉尾温泉
●九州道➡八代IC➡R219経由➡30km➡吉尾温泉
●鹿児島方面➡熊本IC➡九州道➡鹿児島方面➡約40分➡吉尾温泉
吉尾温泉 近くの観光スポット【七夕綱】
八代市坂本町から芦北地方にかけて、「七夕綱」と云ってラの七夕祭りが行われる。現在は芦北町や八代市の5地区で伝承され、国の選択無形民俗文化財になっている。七夕綱は旧暦の七夕に行われる夏の伝統行事で、毎年8月に集落の入り口や川の上に綱を張り、わら製の人形や履物、農具などのわら細工を吊るす。彦星と織姫が綱を伝って逢う星祭りとしての伝承のほか、疫病が集落に侵入することを防ぐ、盆の精霊が綱を渡ってやってくるという伝承がある。