JR指宿枕崎線の大山駅から海岸に進んだ岡児ヶ水地区にある温泉。温泉は昭和2年(1927年)に露天風呂をつくり、 昭和26年屋根付きの共同温泉再建した。浴場には二つに仕切られた楕円形の浴槽があり、それぞれに源泉が注がれ、それぞれに水と源泉のパイプが合計4本ある。51℃の温泉は浴槽内でも44℃と熱く、右も左も温度の違いは分からない。浴槽や床は温泉成分で褐色に変色し、薄く黄緑かかった微濁り湯がかけ流されている。温泉は昔ながらのひなびた素朴な温泉で、メタケイ酸が豊富な美人の湯。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性etc。
【開湯日】
昭和2年(1927年)
【温泉の泉質】
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
65.6度 7.0の中性
徳光温泉 アクセス
●JR指宿枕崎線➡︎指宿駅➡︎バス➡︎約20分➡︎徳光停留所➡︎徒歩2分➡︎徳光温泉
●JR指宿枕崎線➡︎大山駅➡︎県道242号➡︎長崎鼻方面➡︎車約3分➡︎徳光温泉
●JR指宿枕崎線➡︎薩摩川尻駅出口➡︎徒歩約49分➡︎徳光温泉
●鹿児島交通バス➡︎枕崎行きor開聞行き➡︎開聞温泉下車➡︎徒歩3分➡︎徳光温泉
徳光温泉近くの観光スポット【徳光神社】
山川の漁師だった前田利右衛門がサツマイモを伝えた人として知られている。宝永2年(1705年)に琉球からサツマイモの苗を持ち帰り、近隣の村に広めた。当時は台風や飢饉の被害が大きく、災害にも強い食糧として瞬く間に広がった。サツマイモが多くの人々を救ったと伝えられ、その貢献を讃え、後世の人々が彼を神として祀ったのが徳光神社。毎年10月に例祭が行われ、昭和63年には、当時日本テレビのズームイン朝を担当していた徳光アナが、同じ字なので、徳光神社のご分霊を同社の屋上に勧請し、東京の徳光神社としたというエピソードがある。