薩摩半島の中ほど西側、日本三大砂丘の一つの吹上浜近くに位置する吹上温泉。詳しい歴史は分かっていないが、地元では馬の洗い水として、この湯を使っており、以前は伊作温泉と呼ばれていた。天正2年（1574年）には島津の殿様もや明治維新の政治家、西郷隆盛も湯治に訪れていた。また戦時中には特攻隊員らが最後に過ごした場所で、知覧や万世の飛行場から特攻に出撃する前の若者がよく訪れていた。現在ではそれほど派手な温泉街ではないものの、いくつかの旅館が点在して、素朴な雰囲気の静養型の温泉地となっています。温泉の泉質は単純硫黄泉、泉温は60度。温泉の効能は腸病、皮膚病、婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、きりきず、糖尿病など。
【開湯日】
天正2年（1574年）以前
【温泉の泉質】
単純硫黄泉
【温泉の温度】 【源泉のph値】
50.1度 8.9のアルカリ性
吹上温泉アクセス
⚫JR九州新幹線➡鹿児島中央駅➡タクシー➡約70分➡吹上温泉
⚫JR九州新幹線➡鹿児島中央駅➡バス➡伊作下車➡タクシー約8分➡吹上温泉
⚫JR九州新幹線➡鹿児島中央駅➡︎バス➡︎伊作or加世田行➡伊作➡コミュニティバス市街地循環線➡乗換➡約6分➡湯之元下車➡吹上温泉
⚫️JR九州新幹線➡鹿児島中央駅➡伊作経由加世田行きバス➡約1時間➡吹上温泉
⚫JR鹿児島本線➡伊集院駅下車➡タクシー➡約35分➡吹上温泉
⚫JR鹿児島本線➡伊集院駅下車➡バス➡約40分➡伊作下車(タクシー約8分)➡吹上温泉
⚫JR鹿児島本線➡伊集院駅下車➡バス➡伊作方面行き➡伊作下車➡約40分➡吹上温泉
⚫JR九州新幹線➡鹿児島中央駅➡バス➡伊作or加世田行➡伊作下車➡車➡吹上温泉
⚫JR鹿児島本線➡鹿児島中央駅➡バス➡加世田方面行➡伊作下車➡車➡吹上温泉
⚫JR鹿児島中央駅➡バス➡加世田行➡約70分➡伊作or東本町下車➡吹上温泉
⚫九州道➡鹿児島IC➡指宿スカイライン➡谷山IC➡県道22号➡吹上方向➡吹上温泉
⚫九州道➡鹿児島IC➡県道294号経由➡約40分➡吹上温泉
⚫️日置市伊作➡︎コミュニティバス市街地循環線➡乗換➡湯之元下車➡吹上温泉
⚫鹿児島交通枕崎線(南薩鉄道)➡伊作駅➡バス➡約5分➡吹上温泉
⚫鹿児島空港➡︎バス➡加世田・枕崎行➡伊作東本町下車(タクシー➡約8分)➡吹上温泉
⚫鹿児島空港➡リムジンバス➡加世田or枕崎行➡約60分➡吹上温泉
吹上温泉近くの観光スポット【吹上温泉の間歇泉】
鹿児島県にある吹上温泉は、吹上とは文字通り温泉が吹き上げることに由来しており、弁天と雲竜の二つの間歇泉があり、弁天は100度以上の熱湯が地下20mから15分ごとに噴出し、高さは15ｍ～20ｍに及ぶ。アメリカにあるイエローストーンと並び賞され、日本国内では最大級の間歇泉。もう一つの雲竜は竜が立ち昇るように見えることからその名の由来で、5分ごとに高さ6ｍ～7ｍに噴出。水温はかなり高く、湯気が立ち込め、敷地内に露天風呂があるのは知られていないが、鬼首温泉郷の観光には欠かせない存在。
