薩摩半島の東南に位置し、蒸し風呂で有名な指宿温泉。蒸し風呂に関して、約300年昔の元禄16年（1703年）頃から行われていたと、150年以上も昔の天保14（1843年）に編さんされた三国名勝図会にも、その素晴らしい効能が記述されている。源泉は、指宿の山手から湧き出る熱い湯が海岸へ自然湧出したもので、源泉数は実に800本前後。海岸沿いのフェニックスやヤシの木が南国ムードを醸し出し、1日約12万トンの豊富な湯量を誇っている。温泉の泉質はナトリウム塩化物泉など。泉温は80度?90度と高温泉。温泉の効能は神経痛、関節痛、婦人病、冷え性、五十肩、疲労回復、胃腸病、切り傷、やけど、慢性皮膚病など。
【開湯日】
元禄16年（1703年）
【温泉の泉質】
ナトリウム塩化物泉など
【温泉の温度】 【源泉のpH値】
60.0度～85.0度 3.7の弱酸性～7.0の中性
指宿温泉 アクセス
⚫️JR九州新幹線➡鹿児島中央駅➡指宿枕崎線➡約1時間➡指宿温泉
⚫️JR指宿枕崎線➡指宿駅➡バス➡山川桟橋行➡約5分➡砂むし会館下車すぐ➡指宿温泉
⚫️九州道➡鹿児島IC➡指宿スカイライン➡谷山IC➡R225号➡R226経由➡指宿温泉
⚫️九州道➡鹿児島IC➡指宿方面➡約50分➡指宿温泉
⚫️鹿児島空港➡直行バス➡約1時間35分➡指宿温泉
⚫️指宿スカイライン➡大迫IC➡バス➡県道219号➡R226経由➡約20km➡指宿温泉
⚫️指宿スカイライン➡谷山IC➡県道219号➡R226号経由➡40km➡指宿温泉
指宿温泉近くの観光スポット【JR本土最南端の駅】
JRの最南端の駅で知られる指宿枕崎線の西大山駅。畑の中に佇み、正面に臨む、別名「薩摩富士」と云われる開聞岳が目の前に迫り景観も素晴らしい。しかし昭和35年(1960年)の開業以来長らく日本最南端の駅だったが、平成15年(2003年)に沖縄都市モノレール線(ゆいレール)開業に伴い同線の赤嶺駅(北緯26度11分36秒)にその位置を渡した。その為、本土最南端の駅となった。
