開湯は元和元年(1615年)と歴史は古い。大阪夏の陣で豊臣方に味方した城大内蔵太郎が、大阪城落城の三日前に武運つたなく徳川方に敗れ、追手を逃れて落ち延びて所が、大畑川河口付近(孫次郎間=旧大石)だった。さらに残党狩りの目を逃れて陸路大畑川を遡り、発見した温泉のが薬研温泉と伝えられている。温泉地内には薬師堂が祭られて、豊臣秀頼公持仏の薬師如来像が温泉の守護神として鎮座している。この温泉が薬研と呼ばれるようになったのは、江戸時代初期のことで温泉の湧き出る場所が、昔の医者が漢方薬種を細粉する器具の薬研台に類似していたからと云われている。湯は無色透明無臭で癖が全くなく、発汗作用が強くて体が芯から温まる。温泉宿によっては、体に負担をかけるので長湯は禁物とされるほど、短時間入浴でも十分に温浴効果を得られる。温泉の泉質は単純温泉(アルカリ性単純温泉)。源泉の温度は47度〜7度℃で無色透明。温泉の効能は疲労回復、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、病後回復期、慢性消化器疾患、痔疾、冷え性など。
【開湯日】
元和元年(1615年)
【温泉の泉質】
単純温泉(アルカリ性単純温泉)
【源泉のpH値】
67.2度 6.9の中性
薬研温泉 アクセス
⚫️青森駅➡青い森鉄道➡野辺地➡JR大湊線➡下北駅➡バス➡大畑➡︎薬研温泉
⚫️青森駅➡︎青い森鉄道➡︎野辺地駅➡︎下北駅➡︎バス➡︎佐井車庫行➡︎大畑駅(送迎有)➡︎薬研温泉
⚫️青森駅➡︎青い森鉄道➡︎JR大湊駅➡︎バス➡︎佐井行➡︎大畑駅前下車➡︎車➡︎約15分➡︎薬研温泉
⚫️JR野辺地駅➡︎下北駅➡︎バス➡︎佐井行➡︎大畑駅車➡︎タクシー➡︎薬研温泉➡︎約20分➡︎薬研温泉
⚫️JR野辺地駅➡︎はまなすライン➡︎むつ市➡︎バス➡︎約35分➡︎大畑町➡︎薬研温泉
⚫️JR野辺地駅➡︎大湊線➡︎下北駅➡︎バス➡︎約45分➡︎大畑駅乗換➡︎奥薬研行乗換➡︎薬研温泉
⚫️JR野辺地駅➡︎大湊線➡︎大畑駅➡︎バス➡︎奥薬研行➡︎約20分➡︎薬研下車➡︎薬研温泉
⚫️JR大湊線➡下北駅下車➡バス➡大畑下車(約60分)➡車➡約15分➡︎薬研温泉
⚫️青森中心部➡︎青森道➡︎青森東IC➡︎県道123➡︎R4➡︎R279➡︎県道4経由➡︎120km➡︎薬研温泉
⚫️八戸駅西口➡R454➡八戸西スマートIC➡八戸道 ➡七戸IC➡R394➡R4号線➡野辺地IC➡北半島縦貫道路➡︎薬研温泉
⚫️八戸中心部➡八戸道➡八戸IC➡R45➡R338➡R279経由➡130km(2時間40分)➡︎薬研温泉
⚫️八戸中心部➡八戸道➡八戸北IC➡第二みちのく有料道➡下田IC➡県道10➡R4➡R279➡県道4➡県道284(128km)➡︎薬研温泉
⚫️八戸中心部➡八戸道➡八戸北IC➡第2みちのく道➡︎三沢IC➡︎県道8➡︎R279➡︎県道4経由➡︎約105km(約140分)➡︎薬研温泉
⚫️八戸中心部➡東北道➡︎八戸IC➡︎R338➡︎むつ➡︎R279➡︎大畑➡︎県道4号➡︎薬研温泉
⚫️三沢空港➡︎車➡︎薬研温泉➡︎約2時間30分➡︎薬研温泉
⚫️三沢空港➡バス➡約15分➡三沢駅➡-野辺地➡バス➡約1時間36分➡︎薬研温泉
⚫️青森空港➡バス➡青森駅➡バス➡約2時間40分➡むつ市➡バス➡約30➡大畑➡︎薬研温泉
⚫️函館➡︎フェリー➡︎約1時間40分➡︎大間➡︎バス➡︎約1時間➡︎大畑➡︎薬研温泉
薬研温泉 近くの観光ガイド【薬研渓流】
川のせせらぎを聞きながら森林の中を歩く、薬研渓流沿いに続く遊歩道は1周約6kmを約2時間ほどの行程。道すがらに樹齢600年の栗の木やヒバ、ブナなどの実験林、昔使われていた森林軌道の名残などもあって、様々なものを観察しながら歩くことができる。 また人の手があまり入っていない自然の美しさを楽しむことができる。渓流沿いに遊歩道が整備され、マイナスイオン全開の森林浴はもちろんのこと、渓流釣りや山菜取り、そして薬研温泉と、沢山の自然の恵みをもたらしてくれる。