酸ヶ湯温泉

青森県

観測史上最大の積雪を記録した豪雪地帯で、過去に30度以上の真夏日は1度もない、標高約900mの清々しい高原地帯にある酸ヶ湯温泉。その歴史は古く、江戸時代前期の貞享元年(1684年)に遡る。杣人が傷を癒している鹿を発見したと云う開湯伝説があり、今でも伝説の舞台そのままの深いブナやトドマツの森と、人を拒むような自然が多く残る湖沼や湿原に抱かれている。江戸時代から湯治場の伝統を受け継ぎ、現在も自炊棟が完備され多くの湯治客が訪れている。約80坪の総ヒバ造りの千人風呂は余りにも有名。しかし混浴だった千人風呂はマナーの低下から女性客の苦情が多くなり、平成16年(2004年)6月には目印の辺りに間仕切りが設けられた。間仕切りに対する苦情が増え、同年10月に撤去され再び混浴となった。昭和29年(1954年)には、四万温泉や日光湯元温泉と共に国民保養温泉地第一号に指定される。酸ヶ湯の名称は、鹿が傷を癒している開湯伝説の鹿湯が変化した説と、お湯の酸っぱさからの説が伝えられている。白濁したお湯の酸度はかなり強く、口にするとレモンのような味がする。日帰り客にも休憩室が用意されている。温泉の泉質は含鉄・硫黄-ナトリウム-塩化物泉 。温泉の効能は皮膚病、神経痛、慢性婦人病、リウマチ、高血圧、胃腸病、痛風など。

【開湯日】

  貞享元年(1684年)

【温泉の泉質】

  酸性・含二酸化炭素・鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   48.1度     1.76の強酸性

酸ヶ湯温泉 アクセス

⚫️JR青森駅下車➡バス➡十和田湖行➡酸ヶ湯温泉下車➡徒歩8分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR青森駅下車➡バス➡十和田湖休屋行➡約1時間30分➡酸ヶ湯温泉前➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR青森駅下車➡古川4番乗場➡西部営業所行➡西滝下車➡徒歩10分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR青森駅下車➡東口➡バス➡酸ヶ湯温泉前➡約1時間10分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR弘前駅➡奥羽本線➡新青森駅➡2.1km➡徒歩10分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR弘前駅➡奥羽本線➡青森駅西口➡徒歩約19分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR八戸駅➡東北新幹線➡新青森駅➡バス➡約1時間10分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR八戸駅➡東北新幹線➡新青森駅南口➡徒歩約33分➡酸ヶ湯温泉
⚫️JR八戸駅➡青い森鉄道➡青森駅西口➡徒歩約19分➡酸ヶ湯温泉
⚫️青森中心部➡東北道➡黒石IC➡R394➡八甲田方面➡26km➡酸ヶ湯温泉
⚫️弘前中心部➡大鰐弘前JCT➡東北道➡黒石IC➡R102➡県道394➡R103➡酸ヶ湯温泉
⚫️八戸中心部➡第二みちのく有料道➡R4➡青森駅西口➡徒歩約19分➡酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉 近くの観光ガイド【八甲田ロープウェー】

八甲田ロープウェーは、田茂萢岳山頂駅から八甲田山の山並みだけではなく、陸奥湾をはじめ津軽や下北半島や津軽平野そして岩木山など360度のパノラマが楽しめる。ゴンドラは101人乗りで10分で到着し、高層湿原と高山植物ウォッチング、トレッキング、紅葉狩り、スキー、樹氷ウォンチングなどの季節ごとに楽しめて、沢山のの観光客が訪れている。平成15年5からスイス製の新ゴンドラになり、従来のものに比べ窓の面積が1.44倍も広くなり、これまで以上に雄大な眺望が広がる

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