群馬県の西北端に位置する六合村に所在する尻焼温泉。白根山系より源を発する長笹沢川沿いにある。発見はかなり古く、発見時期は不明だが嘉永7年(1854年)の入山古図に温泉地として記されている。しかし花敷温泉からの道が急峻のため開発が遅れ、昭和元年(1926年)より旅館を開業し、現在宿泊施設は3軒。また川底から湧出している温泉で温められた石に腰を下ろして痔を治したこと、すなわち尻を焼いたことが名前の由来とされる。川底にある源泉を利用した川の流れをせき止めて築かれる大きな露天風呂が名物。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩塩化物泉など。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打撲、ねんざ、慢性消化器病、痔疾、冷え性、健康増進、疲労回復、動脈硬化症、皮膚病、婦人病など。
【開湯日】
嘉永7年(1854年)
【温泉の泉質】
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩塩化物泉など
【温泉の温度】【源泉のpH値】
53度~56度 7.28の弱アルカリ性
尻焼温泉 アクセス
⚫️JR東京駅➡上信越/北陸新幹線➡高崎駅➡吾妻線➡長野原草津口➡バス➡尻焼温泉
⚫️JR東京駅➡高崎駅➡上越線➡渋川駅➡長野原草津口駅➡バス➡花敷温泉・野反湖行➡花敷温泉下車➡徒歩10分➡尻焼温泉
⚫️JR上野駅➡特急(草津号)➡長野原草津口➡長野原草津口駅➡バス➡約45分➡花敷温泉バス停➡徒歩10分➡尻焼温泉
⚫️JR新宿駅➡湘南新宿ライン➡長野原草津口➡上越/北陸新幹線➡高崎➡吾妻線➡中之条駅➡四万温泉面行➡バス➡尻焼温泉
⚫️JR高崎駅➡上越線➡渋川駅➡吾妻線➡長野原草津口➡バス➡約35分➡尻焼温泉
⚫️JR渋川駅➡吾妻線➡長野原草津口駅➡バス➡六合地区路線➡花敷温泉下車➡尻焼温泉
⚫️東京中心部➡練馬IC➡関越道➡➡渋川伊香保IC➡R17➡R353➡R145➡長野原草津口駅前➡須川橋信号➡野尻湖方面➡R292➡R405➡花敷温泉/尻焼温泉方面➡尻焼温泉
⚫️東京中心部➡関越道➡渋川伊香保IC➡R17➡R353➡R145➡R292➡R405経由➡尻焼温泉
⚫️東京中心部➡練馬IC関越道➡渋川伊香保IC➡草津方面➡R17➡R353➡R145➡尻焼温泉
⚫️東京中心部➡練馬IC➡関越道➡渋川伊香保IC➡草津方面➡R17➡R353➡R145➡尻焼温泉
⚫️東京中心部➡関越道➡関越道➡藤岡JCT➡上信越道➡碓氷軽井沢IC➡R146➡長野原➡R144➡須川橋交差点左折➡R292➡尻焼温泉
⚫️宇都宮中心部➡北関東道➡高崎JCT➡関越道➡渋川伊香保IC➡R17➡R353➡R292➡尻焼温泉
尻焼温泉 近くの観光スポット【チャツボミゴケ公園】
チャツボミゴケとは硫黄泉など酸性泉に成育する特殊な苔。日本では草津、阿蘇山など限られた火山帯にだけある。本州では中之条町だけに生育し、自然豊かなこの街にはかつて鉄鉱石を採掘していた鉱床があり、昭和41年(1966年)まで露天風呂掘りによる採鉱が行われた。 その露天掘りの窪み(俗称穴地獄)に自生しているのがチャツボミゴケで、天然記念物に指定され守られている。