木賀温泉の歴史は古く、治承・寿永の乱(1180年~1185年)に、鎌倉幕府の将軍源頼朝に仕えた木賀善司吉成が、重病を癒したという伝説にまで遡る。江戸時代には箱根七湯の一つに選ばれ、湯本、塔之沢、宮ノ下とともに徳川将軍家への献上湯にも選ばれた。献上湯は、主に妊娠を願う側室の湯沐みに用いられたと云われている。いわば折り紙付きの名湯だったが、明治9年(1876年)に東京医学校(現東京大学医学部)に招かれたドイツの医師ベルツ博士やフランスの軍人ルボン将軍らがこの地を愛するようになり、新道(現国道138号)沿いは亀屋、いせや、松坂屋などが軒を連ねるほどの繁栄を示した。温泉の泉質はアルカリ性単純温泉、ナトリウム−塩化物泉、ナトリウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩泉、ナトリウム・カルシウム−塩化物泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、冷え性など。
【開湯日】
治承・寿永の乱(1180年~1185年)
【温泉の泉質】
弱アルカリ性単純温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
39.9度 7.89の弱アルカリ性
木賀温泉 アクセス
●JR小田原駅&小田急小田原駅➡︎バス➡︎約50分➡︎木賀温泉
●箱根湯本駅➡︎バス➡︎約15分➡︎木賀温泉
●小田原厚木道路➡︎小田原西IC➡︎車➡︎約20分➡︎木賀温泉
●登山バス箱根湯本駅➡︎宮ノ下温泉➡︎徒歩20分➡︎木賀温泉
●箱根湯本駅➡︎登山鉄道箱根湯本駅➡︎宮の下駅➡︎木賀温泉
木賀温泉 近くの観光スポット【箱根クラフトハウス】
物作りの楽しさが実感できる箱根クラフトハウスは、強羅公園内にあり、オモイヲカタチニ Little Happiness をテーマに、ガラス工芸や陶芸を主とした体験教室をはじめ専任のクラフトマンたちと世界で一つの作品をつくるこができる。リニューアルオープンに伴い、二つの新しい体験がスタート。本格的な切子の制作ができる 切子体験が新登場。