江戸時代には甲州街道43番目の宿場町として栄えた蔦木宿。街道開通から390年を経てた平成11年(1999年)に、信州の玄関口に道の駅・信州蔦木宿として往時の賑わいが蘇った。また道の駅の構想が出来た時に、特徴ある道の駅にしたいという思いで道の駅の裏でボーリングをしたところ地下1200mから37度の源泉が噴出。昔の面影を思い、旅人または仕事で通行する人たちの休憩所となるよう、蔦木宿の温泉ということで「つたの湯」とした。宿場風の落ち着いた建物と天然温泉つたの湯が開設し、旅人の心と体の癒しの場として好評を得ている。湯は無色透明で、かすかな硫黄臭がする。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。温泉の効能は胃腸病、神経痛、リウマチ、関節痛 慢性消化器病 動脈硬化症など。
【開湯日】
平成11年(1999年)
【温泉の泉質】
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
37.5度 9.12のアルカリ性
蔦木温泉 アクセス
●中央道➡︎小淵沢IC➡︎県道高根・富士見線➡︎4km南下➡︎R20号➡︎小淵沢IC➡︎6分➡︎蔦木温泉
●中央道➡︎諏訪南IC➡︎県道払沢・富士見線➡︎R20➡︎諏訪IC➡︎約20分➡︎蔦木温泉
●JR中央本線➡︎信濃境駅➡︎タクシー➡︎約6分➡︎蔦木温泉
●JR中央本線➡︎小淵沢駅➡︎タクシー➡︎約8分➡︎蔦木温泉
蔦木温泉 近くの観光スポット【井戸尻考古館】
標高800m~1,000m1の八ヶ岳山麓に位置する井戸尻考古館。昭和33年から20年間に発掘された、井戸尻や曽利などの遺跡からの出土品をはじめ、国の重要文化財に指定されている藤内遺跡出土品や坂上遺跡出土土偶、長野県宝・水煙渦巻文深鉢など2,000点あまりの土器・石器など縄文時代の考古資料が中心に展示されている。館内では生活文化、屋外では炉址の移り変わりを解かりやすく紹介している。