日本三大美林の一つに数えられる木曽檜の森に抱かれた、赤沢自然休養林の入口付近にある一軒宿が灰沢鉱泉。伝承では1300年ほど前から利用されていたと云われる、近くの地蔵には文政13年(1830年)に祈願したと刻まれている。それ以前から湯治する人々があったと思われる。また狩人が鹿を追って山へ入ると、谷の川辺の水の中に一匹の山犬が静かに浸かっていた。不思議に思い近づいてみると、そこに鉱泉があって傷を癒していたという伝説が残っており、山犬の湯とも呼ばれていた。湯に炭酸成分が含まれているのも特徴で、飲んでみると確かにサワーのようだ。温泉の泉質は含二酸化炭素・鉄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。温泉の効能はリューマチ、筋肉痛、神経痛、婦人病、皮膚病、切り傷、火傷、呼吸器疾患、肝臓病、美肌など。
【開湯日】
文政13年(1830年)
【温泉の泉質】
含二酸化炭素・鉄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
12.9度 5.94の弱アルカリ性
灰沢鉱泉 アクセス
●JR中央本線➡︎上松駅➡︎バス➡︎焼笹赤沢行き➡︎灰沢鉱泉入口下車➡︎徒歩約20分➡︎灰沢鉱泉
●長野自動車道➡︎塩尻IC➡︎R19号線経由➡︎約55km➡︎約70分➡︎灰沢鉱泉
●JR中央本線➡︎上松駅➡︎タクシー➡︎約15分➡︎灰沢鉱泉
●中央道➡︎中津川IC➡︎R19号➡︎県道473号➡︎経由➡︎55km➡︎灰沢鉱泉
灰沢鉱泉 近くの観光スポット【木曽川親水公園】
木曽川のほとりにある癒しの木曽川親水公園。河川敷に降りなくても、崖屋造りの町並みや木曽川のせせらぎが楽しめる。園内には、こじんまりとした足湯があり、福島宿巡りで足を休めるには最適。湯元・二本木の湯から運んできている極上の温泉に無料で入れる。町内の歴史散策の後に立ち寄りたい憩いの場。