真田十万石の城下町・松代のはずれ、大室古墳群近くの日帰り温泉が大室温泉。すこし高台にあり長野市街地を一望でき、遠く北アルプスも眺められる絶景。その歴史は比較的新しく、平成12年(2001年)に雪が降り積もった山で杉の植林作業中、雪が積もらず地肌が見えている一角を発見。もしやと思いボーリングしたところ400m掘り進んだところで湯脈に当たり、温泉が30mの高さまで噴き出した。湯は源泉かけ流しで、成分が豊富であるにも関わらず無色透明。しかも豊富なミネラルを含みスベスベの美人の湯で知られ、日本でも珍しい等張性温泉の効果的な温泉。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉。泉温は40.5度。温泉の効能は皮膚炎、神経痛、慢性消化器病、冷え性、打ち身など。
【開湯日】
平成12年(2001年)
【温泉の泉質】
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
40.5度 7.86の弱アルカリ性
大室温泉 アクセス
●JR長野駅➡︎車➡︎約18分➡︎大室温泉
●JR長野駅➡︎バス➡︎松代行き➡︎終点下車➡︎バス乗換え➡︎大室下車➡︎→徒歩5 分➡︎大室温泉
●上信越道➡︎長野IC➡︎国道403号➡︎経由➡︎7km➡︎約15分➡︎大室温泉
大室温泉 近くの観光スポット【大室古墳群】
長野市松代町大室の谷間や山腹そして山頂に東西南北2.5kmの範囲に500基を有する古墳群が大室古墳群。また全国でも稀にみる大群集墳で、 盛土墳や土石混交合墳などで、そのうち約8割が小石を積み上げた墳丘の渡来人墓制の積石塚で、合掌形石室という特殊な埋葬施設となっている。他に類例の少ない遺跡として平成9年に国の史跡に指定。この形は全国に40例、そのうち25例がこの古墳群に集中している。大室古墳館では、大室古墳群の案内や市内の古墳に関する展示を行っている。