JR温田駅の南西700m、天竜奥三河国定公園内の南宮峡に位置する南宮温泉。明治時代から地元では知られていたが、ある日龍神が夢枕に現れ、近くの岩間から湧出する水を飲みば胃腸が丈夫になり、風呂に入れば足腰の痛みが治るとお告げがあった。それに従うと効果があったので、病気退治の水としてあがめられてきたという伝承が残っている。温泉は昭和30年(1995年)に、信州手描友禅の染色家の館主によって開業したのが始まり。湯は緑がかった透明で、肌ざわり滑らかで、湯上がりはスベスベになると評判。温泉の泉質は弱食塩泉、ナトリウム・カルシウム塩化物泉。温泉の効能は筋肉痛、冷え性、皮膚病、皮膚病、神経痛、婦人病など。
【開湯日】
明治時代(詳細は不明)
【温泉の泉質】
弱食塩泉 ナトリウム・カルシウム塩化物泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
12度 8.91弱アルカリ性
南宮温泉 アクセス
●三遠南信道➡天龍峡IC➡車18km➡約39分➡南宮温泉
●JR飯田線➡温田駅➡バス➡新野・早稲田行き➡阿南高校前下車➡徒歩約5分➡南宮温泉
●中央道➡飯田IC➡国R151号線経由➡約25km➡約40分➡南宮温泉
南宮温泉 近くの観光スポット【阿南町歴史民俗資料館】
昔の山国の暮らしを再現している阿南町歴史民俗資料館は、昭和62年に開館。館内には旧家にあった8棟(連棟)の土蔵を改修し公開。数多く保存伝承される民俗芸能に関する資料やパネル・ロウ人形を展示。またビデオ設備を設置し、各祭の様子や町の姿などを音と映像で観賞できる。既設の土蔵を利用して、作られた民家のその間取り(8室)ごとにテーマを設けてあり、当時の生活が分かるようにしている。